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歩調
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ほちょう
ふりがな文庫
“
歩調
(
ほちょう
)” の例文
みなさんも、
毎日
(
まいにち
)
、このオルガンの
音色
(
ねいろ
)
のように、
気持
(
きも
)
ちをさわやかに、この
音色
(
ねいろ
)
といっしょに
歩調
(
ほちょう
)
を
合
(
あ
)
わし、また、
勉強
(
べんきょう
)
をしなければなりません。
楽器の生命
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
音楽に
歩調
(
ほちょう
)
をあわせて
整然
(
せいぜん
)
と進んで行くのを見ていると「えらいものだ! 音楽がわかる」と口をすべらしそうだ。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
そういいすてると、彼は
歩調
(
ほちょう
)
もゆるめず、大きなマスクの頭をふりたてて、ドンドン
元
(
もと
)
来
(
き
)
た道に
引返
(
ひきかえ
)
していった。
月世界探険記
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
これも、ほがらかな秋を
謳歌
(
おうか
)
する人間か、きいていても
筋肉
(
きんにく
)
がピクピクしてきそうな口笛だ。
健康
(
けんこう
)
な
両足
(
りょうあし
)
で、
軽快
(
けいかい
)
な
歩調
(
ほちょう
)
で、やってくるのがわかるような口笛だ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
今までじっと立っていた馬は、この時
一緒
(
いっしょ
)
に頸をあげ、いかにもきれいに
歩調
(
ほちょう
)
を
踏
(
ふ
)
んで、
厩
(
うまや
)
の方へ歩き出し、
空
(
から
)
のそりはひとりでに馬について雪を
滑
(
すべ
)
って行きました。
耕耘部の時計
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
▼ もっと見る
最後に残るのは——貴方がたの中で
能
(
よ
)
く誘惑ということを言いましょう。人と
歩調
(
ほちょう
)
を合わして行きたいという誘惑を感じても、
如何
(
いかん
)
せんどうも私にはその誘惑に従う訳に行かぬ。
模倣と独立
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「みなさんは、この
上等
(
じょうとう
)
のオルガンに
歩調
(
ほちょう
)
を
合
(
あ
)
わせて
愉快
(
ゆかい
)
に
体操
(
たいそう
)
をすることもできれば、また、
歌
(
うた
)
うこともできます。」と、
先生
(
せんせい
)
は、
生徒
(
せいと
)
らに
向
(
む
)
かっていいました。
楽器の生命
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
と、うたいながら、はじめはゆるい
歩調
(
ほちょう
)
で
駆
(
か
)
けていましたが、
途中
(
とちゅう
)
から、
小田
(
おだ
)
が、
独
(
ひと
)
り
大急
(
おおいそ
)
ぎで、
窓
(
まど
)
の
下
(
した
)
の
方
(
ほう
)
へ
向
(
む
)
かって
走
(
はし
)
り
出
(
だ
)
しました。なにか
落
(
お
)
ちていたのです。
眼鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
たちまち、いい
笛
(
ふえ
)
の
音色
(
ねいろ
)
や、
小
(
ちい
)
さならっぱの
音
(
ね
)
や、それに
混
(
ま
)
じって、
歩調
(
ほちょう
)
を
合
(
あ
)
わし、
音頭
(
おんど
)
をとる
太鼓
(
たいこ
)
の
音
(
おと
)
が
起
(
お
)
こって、しんとしたあたりが
急
(
きゅう
)
ににぎやかになりました。
雪の上のおじいさん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
中
(
なか
)
ほどだった
翼
(
つばさ
)
のいたんだからすは、
今日
(
きょう
)
は、いちばん
列
(
れつ
)
の
後
(
うし
)
ろについてきました。けれど、べつに、ひとり
後
(
あと
)
にとり
残
(
のこ
)
されもせずに、みんなと
歩調
(
ほちょう
)
を
合
(
あ
)
わせて
飛
(
と
)
んでゆきました。
翼の破れたからす
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
歩
常用漢字
小2
部首:⽌
8画
調
常用漢字
小3
部首:⾔
15画
“歩”で始まる語句
歩
歩行
歩哨
歩廊
歩々
歩合
歩兵
歩板
歩武
歩行出