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かきとめ
ふりがな文庫
“
書留
(
かきとめ
)” の例文
と、河竹繁俊さんは、そのころの黙阿弥の動向を、“『勧進帳』・『忍ぶの惣太』と黙阿弥”という
書留
(
かきとめ
)
の中で、右のように語っている。
浅草風土記
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
『
椅子
(
いす
)
を
持
(
も
)
つて
來
(
こ
)
い。
貴樣
(
きさま
)
は
待
(
ま
)
つて
居
(
を
)
れ。』と、
彼
(
かれ
)
は
格子越
(
かうしごし
)
に
書留
(
かきとめ
)
の
手紙
(
てがみ
)
を
彼
(
かれ
)
に
差出
(
さしだ
)
してゐる
農婦
(
のうふ
)
に
怒鳴
(
どな
)
り
付
(
つけ
)
る。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
も
覺
(
おぼえ
)
させ
又
(
また
)
金者
(
かなもの
)
は
相針
(
あひばり
)
はいくらに
銅
(
あかゞね
)
は
潰
(
つぶし
)
にして何程といふ相場を
聞
(
きゝ
)
一々
手覺
(
ておぼ
)
えに
書留
(
かきとめ
)
させて歸りしが夫より長八夫婦は
店住
(
たなすま
)
ひとなり翌日より
籠
(
かご
)
を
擔
(
かつぎ
)
て
紙屑
(
かみくづ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
それを
披
(
ひら
)
いて見ると「サラット師への手紙も着き、その中に封じてあった故郷への手紙は
書留
(
かきとめ
)
にして故郷に送りました。私までへ手紙とお
家苞
(
みやげ
)
を下すってありがとうございます」
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
『
椅子
(
いす
)
を
持
(
も
)
って
来
(
こ
)
い。
貴様
(
きさま
)
は
待
(
ま
)
っておれ。』と、
彼
(
かれ
)
は
格子越
(
こうしごし
)
に
書留
(
かきとめ
)
の
手紙
(
てがみ
)
を
彼
(
かれ
)
に
差出
(
さしだ
)
している
農婦
(
のうふ
)
に
怒鳴
(
どな
)
り
付
(
つけ
)
る。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
▼ もっと見る
斯の如く帳面に
書留
(
かきとめ
)
之有り右日野家
家來
(
けらい
)
逐電
(
ちくでん
)
の始末は毎年八月十五日
城州
(
じやうしう
)
男山石清水八幡宮
放生會
(
はうじやうゑ
)
に付
參向
(
さんかう
)
の
公家衆
(
くげしう
)
あり
抑々
(
そも/\
)
此
(
この
)
正八幡宮は其
昔時
(
むかし
)
應神天皇を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
一々
書留
(
かきとめ
)
て道庵を歸し
猶
(
なほ
)
種々
(
しゆ/″\
)
工風
(
くふう
)
の上先八丁堀長澤町の
自身番屋
(
じしんばんや
)
へ
行
(
ゆき
)
家主
(
いへぬし
)
源兵衞を呼出し
店子
(
たなこ
)
甚兵衛の
身元
(
みもと
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
而
(
さう
)
して
其考
(
そのかんが
)
へは
唯
(
たゞ
)
一
瞬間
(
しゆんかん
)
にして
消
(
き
)
えた。
昨日
(
きのふ
)
讀
(
よ
)
んだ
書中
(
しよちゆう
)
の
美
(
うつく
)
しい
鹿
(
しか
)
の
群
(
むれ
)
が、
自分
(
じぶん
)
の
側
(
そば
)
を
通
(
とほ
)
つて
行
(
い
)
つたやうに
彼
(
かれ
)
には
見
(
み
)
えた。
此度
(
こんど
)
は
農婦
(
ひやくしやうをんな
)
が
手
(
て
)
に
書留
(
かきとめ
)
の
郵便
(
いうびん
)
を
持
(
も
)
つて、
其
(
そ
)
れを
自分
(
じぶん
)
に
突出
(
つきだ
)
した。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
そうしてその
考
(
かんが
)
えはただ一
瞬間
(
しゅんかん
)
にして
消
(
き
)
えた。
昨日
(
きのう
)
読
(
よ
)
んだ
書中
(
しょちゅう
)
の
美
(
うつく
)
しい
鹿
(
しか
)
の
群
(
むれ
)
が、
自分
(
じぶん
)
の
側
(
そば
)
を
通
(
とお
)
って
行
(
い
)
ったように
彼
(
かれ
)
には
見
(
み
)
えた。こんどは
農婦
(
ひゃくしょうおんな
)
が
手
(
て
)
に
書留
(
かきとめ
)
の
郵便
(
ゆうびん
)
を
持
(
も
)
って、それを
自分
(
じぶん
)
に
突出
(
つきだ
)
した。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
“書留(書留郵便)”の解説
書留郵便(かきとめゆうびん)とは、郵便の特殊取扱の一種である。略称は書留。
(出典:Wikipedia)
書
常用漢字
小2
部首:⽈
10画
留
常用漢字
小5
部首:⽥
10画
“書”で始まる語句
書
書物
書肆
書籍
書翰
書付
書生
書棚
書割
書斎