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御返事
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ごへんじ
ふりがな文庫
“
御返事
(
ごへんじ
)” の例文
丸
(
まる
)
二
年間
(
ねんかん
)
、
小言
(
こごと
)
も
云
(
い
)
はず、
怨
(
うら
)
みも
云
(
い
)
はず、
只
(
たゞ
)
『
御返事
(
ごへんじ
)
を
待
(
ま
)
つて
居
(
を
)
ります』で
責
(
せ
)
められたのだから
堪
(
たま
)
らない。
男
(
をとこ
)
はとう/\
落城
(
らくじやう
)
した。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
それを今打明けて申すのは、貴方に苦しい思いをさせようと思って申すのではございません。それからわたしは貴方に最後の
御返事
(
ごへんじ
)
を致そうかと存じました。
痴人と死と
(新字新仮名)
/
フーゴー・フォン・ホーフマンスタール
(著)
「えゝ
漸
(
やうや
)
くね、あなた。
一昨日
(
をとゝひ
)
の
晩
(
ばん
)
歸
(
かへ
)
りましてね。
夫
(
それ
)
でつい/\
御返事
(
ごへんじ
)
も
後
(
おく
)
れちまつて、まことに
濟
(
す
)
みません
樣
(
やう
)
な
譯
(
わけ
)
で」と
云
(
い
)
つたが、
返事
(
へんじ
)
の
方
(
はう
)
は
夫
(
それ
)
なりにして、
話
(
はなし
)
は
又
(
また
)
安之助
(
やすのすけ
)
へ
戻
(
もど
)
つて
來
(
き
)
た。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
文中景色を叙したのはすくないが、駿河の
松野殿
(
まつのどの
)
御返事
(
ごへんじ
)
といふ一文には
尼たちへの消息:――よく生きよとの――
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
平右衞門
(
へいゑもん
)
聞
(
きゝ
)
て
夫
(
それ
)
は
相應
(
さうおう
)
の
相談
(
さうだん
)
なり當人といふは
我等
(
われら
)
が
同町
(
どうちやう
)
の
地主
(
ぢぬし
)
彌太郎方
(
やたらうかた
)
に勤居らるゝ又七と申者なり
隨分
(
ずゐぶん
)
辛抱人
(
しんばうにん
)
にて
主人
(
しゆじん
)
彌太郎
(
やたらう
)
事は
最早
(
もはや
)
六十にもなれど一人も子なく金ばかり澤山ありて
地面
(
ぢめん
)
は十三ヶ所も
持居
(
もちをり
)
此人
親分
(
おやぶん
)
となる
積
(
つも
)
りなれば何事も
氣遣
(
きづか
)
ひなし
先方
(
せんぱう
)
へ
能々
(
よく/\
)
話
(
はな
)
せし上明日
御返事
(
ごへんじ
)
致
(
いた
)
すべしとて長兵衞を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
くど/\と
長
(
なが
)
たらしい
事
(
こと
)
を
書
(
か
)
いた
手紙
(
てがみ
)
よりか『
御返事
(
ごへんじ
)
を
待
(
ま
)
つて
居
(
を
)
ります』の
葉書
(
はがき
)
の方が、
遙
(
はる
)
かに
君
(
きみ
)
の
胸
(
むね
)
をゑぐる
力
(
ちから
)
を
持
(
も
)
つてゐたんだね。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
其後
(
そのご
)
、
男
(
をとこ
)
から
何
(
なん
)
と
云
(
い
)
つてやつても、
女
(
をんな
)
からは
依然
(
いぜん
)
として
毎月
(
まいげつ
)
一
日
(
じつ
)
に『
御返事
(
ごへんじ
)
を
待
(
ま
)
つて
居
(
を
)
ります』の
葉書
(
はがき
)
が
來
(
き
)
た。とう/\それが一
年間
(
ねんかん
)
續
(
つゞ
)
いた。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
返
常用漢字
小3
部首:⾡
7画
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
“御返”で始まる語句
御返答
御返
御返下
御返付
御返却
御返歌
御返濟