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廣間
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ひろま
ふりがな文庫
“
廣間
(
ひろま
)” の例文
新字:
広間
廣間
(
ひろま
)
のともし
火
(
び
)
が
點
(
とも
)
つてゐたので、
手摺
(
てすり
)
の上から見下したり、召使達が往つたり來たりするのを眺めたりすることは、彼女を喜ばせた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
彼の手記に依って想像すると、その部屋は相当の
廣間
(
ひろま
)
であったらしく、彼が首を出していた穴は
略〻
(
ほゞ
)
座敷の中央にあったように思われる。
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
舞台
(
ぶたい
)
はいふまでもなく
櫻
(
さくら
)
の
園
(
その
)
の女
主
(
しゆ
)
人ラアネフスカヤの
邸宅
(
ていたく
)
の
廣間
(
ひろま
)
で、時は
春
(
はる
)
の
夜
(
よ
)
、その
地
(
ち
)
方の名家もやがて
沒落
(
ぼつらく
)
といふ
悲
(
かな
)
しい
運命
(
うんめい
)
の前にあるのだが
文壇球突物語
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
第一
(
だいいち
)
女
(
をんな
)
どもが
寄着
(
よりつ
)
かない。おてうしが
一二本
(
いちにほん
)
、
遠見
(
とほみ
)
の
傍示
(
ばうじ
)
ぐひの
如
(
ごと
)
く
押立
(
おつた
)
つて、
廣間
(
ひろま
)
はガランとして
野
(
の
)
の
如
(
ごと
)
し。まつ
赤
(
か
)
になつた
柳川
(
やながは
)
が、
黄
(
き
)
なるお
羽織
(
はおり
)
……これが
可笑
(
をかし
)
い。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
我等の居りし處は
御館
(
みたち
)
の
廣間
(
ひろま
)
にあらず
床
(
ゆか
)
粗
(
あら
)
く光乏しき天然の
獄舍
(
ひとや
)
なりき 九七—九九
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
▼ もっと見る
圓天井
(
まるてんじやう
)
の
下
(
した
)
、閉ぢたる
廣間
(
ひろま
)
の内、
童貞
(
どうてい
)
の刑に就くを眺むる如きもあり。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
第
(
だい
)
五
場
(
ぢゃう
)
同處
(
どうしょ
)
。カピューレット
邸
(
てい
)
の
廣間
(
ひろま
)
。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
そしてクリスマスですから、召使ひたちも幾人かの御婦人方が歌つたり
彈
(
ひ
)
いたりなさるのを聞きに
廣間
(
ひろま
)
に入つてゆくのを許されてゐました。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
が、
四疊半
(
よでふはん
)
でも
六疊
(
ろくでふ
)
でも、
琵琶棚
(
びはだな
)
つきの
廣間
(
ひろま
)
でも、そこは
仁體
(
にんてい
)
相應
(
さうおう
)
として、これに
調子
(
てうし
)
がついて、
別嬪
(
べつぴん
)
の
聲
(
こゑ
)
で
聞
(
き
)
かうとすると、
三味線
(
さみせん
)
の
損料
(
そんれう
)
だけでもお
安
(
やす
)
くない。
白
(
しろ
)
い
手
(
て
)
の
指環
(
ゆびわ
)
の
税
(
ぜい
)
がかゝる。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
牡
(
をす
)
の羊は悲しげに
廣間
(
ひろま
)
をさして入り來りぬ。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
第
(
だい
)
四
場
(
ぢゃう
)
同處
(
どうしょ
)
。カピューレット
邸
(
てい
)
の
廣間
(
ひろま
)
。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
廣間
(
ひろま
)
には爐を
焚
(
た
)
きたり。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
廣
部首:⼴
15画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“廣”で始まる語句
廣
廣野
廣場
廣小路
廣々
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廣大
廣庭
廣袖
廣重