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座敷牢
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ざしきらう
ふりがな文庫
“
座敷牢
(
ざしきらう
)” の例文
與へ
干殺
(
ほしころ
)
さんとこそ
巧
(
たく
)
みけれ
然
(
され
)
ば
無慚
(
むざん
)
なるかな藤五郎は其身
不行跡
(
ふぎやうせき
)
とは云ながら
僅
(
わづ
)
か三
疊
(
でふ
)
の
座敷牢
(
ざしきらう
)
に
押籠
(
おしこめ
)
られ
炎暑
(
えんしよ
)
の甚はだしきをも
凌
(
しの
)
ぎかね
些々
(
さゝ
)
たる
庇間
(
ひあはひ
)
の風を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
座敷牢
(
ざしきらう
)
のやうに暗く、空家のやうに荒れてゐた。道具といつては、火鉢代りであらう、つるの取れた古鍋に灰を盛つたものが一つ置いてあるきりであつた。勿論、それには火は入つてゐなかつた。
天国の記録
(旧字旧仮名)
/
下村千秋
(著)
その
儘
(
まゝ
)
の
座敷牢
(
ざしきらう
)
縁
(
えん
)
の
障子
(
しやうじ
)
の
開閉
(
あけたて
)
にも
乳母
(
うば
)
が
見張
(
みは
)
りの
目
(
め
)
は
離
(
はな
)
れず
況
(
ま
)
してや
勘藏
(
かんざう
)
が
注意
(
ちゆうい
)
周到
(
しうたう
)
翼
(
つばさ
)
あらば
知
(
し
)
らぬこと
飛
(
と
)
ぶ
鳥
(
とり
)
ならぬ
身
(
み
)
に
何方
(
いづく
)
ぬけ
出
(
い
)
でん
隙
(
すき
)
もなしあはれ
刄物
(
はもの
)
一
(
ひと
)
つ
手
(
て
)
に
入
(
い
)
れたや
處
(
ところ
)
は
異
(
かは
)
れど
同
(
おな
)
じ
道
(
みち
)
に
後
(
おく
)
れはせじの
娘
(
むすめ
)
の
目色
(
めいろ
)
見
(
み
)
てとる
運平
(
うんぺい
)
が
氣遣
(
きづか
)
はしさ
錦野
(
にしきの
)
との
縁談
(
えんだん
)
も
今
(
いま
)
が
今
(
いま
)
と
運
(
はこ
)
びし
中
(
なか
)
に
此
(
この
)
こと
知
(
し
)
られなば
皆
(
みな
)
畫餠
(
ぐわべい
)
なるべし
包
(
つゝ
)
まるゝだけは
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
情なき事に思ひ或時は
放蕩
(
はうたう
)
の
擧動
(
ふるまひ
)
等御座候故是又其儘に
打捨難
(
うちすてがた
)
く
諫
(
いさ
)
めつ
宥
(
なだ
)
めつ致し候中
不※
(
ふと
)
藤五郎
不行跡
(
ふぎやうせき
)
のこと御座りしを主税之助は幸ひに亂心と申
立
(
たて
)
座敷牢
(
ざしきらう
)
に
押込
(
おしこめ
)
我が
實子
(
じつし
)
佐
(
すけ
)
五郎を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
差加へ病氣中は
座敷牢
(
ざしきらう
)
へなりとも入置が宜からんと申されければ佐十郎ハツと
平伏
(
へいふく
)
なし段々御
懇情
(
こんせい
)
の御言葉有難く
畏
(
かしこ
)
まり奉つる主人も定めて忝けなく存候はん早速
罷
(
まか
)
り
歸
(
かへ
)
り御示の如く
屹度
(
きつと
)
相守らせ申べく候と涙を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“座敷牢”の解説
座敷牢(ざしきろう)とは、外部から施錠する形で私宅に設けられた部屋の俗称である。
(出典:Wikipedia)
座
常用漢字
小6
部首:⼴
10画
敷
常用漢字
中学
部首:⽁
15画
牢
漢検準1級
部首:⽜
7画
“座敷”で始まる語句
座敷
座敷方
座敷着
座敷姿
座敷用
座敷箒
座敷船
座敷々々
座敷土蔵
座敷童子