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べんきよう
やがては
墨染にかへぬべき
袖の
色、
發心は
腹からか、
坊は
親ゆづりの
勉強ものあり、
性來をとなしきを
友達いぶせく
思ひて、さま/″\の
惡戯をしかけ
毎日見物や
勉強のために、
入場する
人々は
非常にたくさんあつて、ちようど
博覽會へ
行つたほどの
賑ひです。
それで
博物館は
品物を
買ひに
行くところでもなく、また
遊びに
行くところでもありません。
皆さんの
學校と
同じように
勉強をしたり、
學問をする
場所なのです。
本當に
身體を
厭はねばいけませぬぞえ、
此前に
居た
原田といふ
勉強ものが
矢つ
張お
前の
通り
明けても
暮れても
紙魚のやうで、
遊びにも
行かなければ、
寄席一つ
聞かうでもなしに
ちょうど
皆さんの
學校でも、あまり
大きい
學校はかへって
勉強に
不便のことがあるのと
同じです。
身體が
惡るくば
藥も
呑むがよし、
御醫者にかゝるも
仕方がなけれど、お
前の
病ひは
夫れではなしに
氣さへ
持直せば
何處に
惡い
處があろう、
少しは
正氣に
成つて
勉強をして
下されといふ
夫れも
蒲團かぶつて
半日も
居ればけろ/\とする
病だから
子細はなしさと
元氣よく
呵々と
笑ふに、
亥之さんが
見えませぬが
今晩は
何處へか
參りましたか、
彼の
子も
替らず
勉強で
御座んすかと
問へば