勉強べんきよう)” の例文
やがては墨染すみぞめにかへぬべきそでいろ發心はつしんはらからか、ぼうおやゆづりの勉強べんきようものあり、性來せいらいをとなしきを友達ともだちいぶせくおもひて、さま/″\の惡戯いたづらをしかけ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
毎日まいにち見物けんぶつ勉強べんきようのために、入場にゆうじようする人々ひと/″\非常ひじようにたくさんあつて、ちようど博覽會はくらんかいつたほどのにぎはひです。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
それで博物館はくぶつかん品物しなものひにくところでもなく、またあそびにくところでもありません。みなさんの學校がつこうおなじように勉強べんきようをしたり、學問がくもんをする場所ばしよなのです。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
本當ほんとう身體からだいとはねばいけませぬぞえ、此前このまへ原田はらだといふ勉強べんきようものがぱりまへとほけてもれても紙魚しみのやうで、あそびにもかなければ、寄席よせ一つかうでもなしに
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ちょうどみなさんの學校がつこうでも、あまりおほきい學校がつこうはかへって勉強べんきよう不便ふべんのことがあるのとおなじです。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
身體からだるくばくすりむがよし、御醫者おゐしやにかゝるも仕方しかたがなけれど、おまへやまひはれではなしにさへ持直もちなほせば何處どこわるところがあろう、すこしは正氣しようきつて勉強べんきようをしてくだされといふ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
れも蒲團ふとんかぶつて半日はんにちればけろ/\とするやまひだから子細しさいはなしさと元氣げんきよく呵々から/\わらふに、亥之ゐのさんがえませぬが今晩こんばん何處どちらへかまゐりましたか、かわらず勉強べんきよう御座ござんすかとへば
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)