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倶樂部
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くらぶ
藪を
切ると、
蛇の
棄て
場所にこまつたと
言ふ。
小さな
堂に
籠めて
祭つたのが、のちに
倶樂部の
築山の
蔭に
谷のやうな
崖に
臨んであつたのを
覺えて
居る。
晩になると
倶樂部に
行つては
玉突をして
遊ぶ、
骨牌は
餘り
好まぬ
方、
而して
何時もお
極りの
文句を
可く
云ふ
人間。
それでも
遊撃手の
位置に
立たせたら
本國横濱のアマチユーア
倶樂部の
先生方には
負けぬ
積で
御坐る。
金時計は
當らないで、こんなものが
中つたと
云つて、
袂から
倶樂部洗粉を
一袋出した。
彼は
非常に
讀書を
好んで、
屡〻倶樂部に
行つては、
神經的に
髭を
捻りながら、
雜誌や
書物を
手當次第に
剥いでゐる、
讀んでゐるのではなく
咀み
間合はぬので
鵜呑にしてゐると
云ふやうな
鹽梅。