倶樂部くらぶ)” の例文
新字:倶楽部
やぶると、へび場所ばしよにこまつたとふ。ちひさなだうめてまつつたのが、のちに倶樂部くらぶ築山つきやまかげたにのやうながけのぞんであつたのをおぼえてる。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ばんになると倶樂部くらぶつては玉突たまつきをしてあそぶ、骨牌かるたあまこのまぬはうさうして何時いつもおきまりの文句もんく人間にんげん
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
それでも遊撃手シヨルトストツプ位置ゐちたせたら本國ほんごく横濱よこはまのアマチユーア倶樂部くらぶ先生せんせいがたにはけぬつもり御坐ござる。
金時計きんどけいあたらないで、こんなものがあたつたとつて、たもとから倶樂部くらぶ洗粉あらひこ一袋ひとふくろした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
かれ非常ひじやう讀書どくしよこのんで、屡〻しば/\倶樂部くらぶつては、神經的しんけいてきひげひねりながら、雜誌ざつし書物しよもつ手當次第てあたりしだいいでゐる、んでゐるのではなく間合まにあはぬので鵜呑うのみにしてゐるとふやうな鹽梅あんばい
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)