“倶知安”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くっちゃん75.0%
クッチャン25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
食料品はもとよりすべての物資は東倶知安くっちゃんから馬の背で運んで来ねばならぬ交通不便のところでした。それが明治三十三年ごろのことです。
小作人への告別 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
倶知安くっちゃんの辺まで来るとまた稲田がある。どこまで行っても稲田は追っかけて来るのである。それでいて楽には米が食えないのが今の日本の国である。
札幌まで (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
稚内ワッカナイゆきの急行列車が倶知安クッチャンをすぎ、やがて山地へかかって速力がにぶると、急に雪が降りだした。
金山揷話 (新字新仮名) / 大鹿卓(著)