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『金山揷話』
ふりがな文庫
『
金山揷話
(
きんざんそうわ
)
』
稚内ゆきの急行列車が倶知安をすぎ、やがて山地へかかって速力がにぶると、急に雪が降りだした。粒が細かくて堅く結晶した雪だということは、車窓にふきつけるサッサッササ……という音でわかった。線路近くのエゾ松林に、防雪林などと書いた棒杭が見出された …
著者
大鹿卓
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「中央公論」1939(昭和14)年4月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約22分(500文字/分)
朗読目安時間
約36分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
纏
(
まつわ
)
稚内
(
ワッカナイ
)
古平
(
フルビラ
)
嵩
(
かさ
)
経緯
(
いきさつ
)
鉱山
(
やま
)