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何樣
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なにさま
ふりがな文庫
“
何樣
(
なにさま
)” の例文
新字:
何様
助
(
たす
)
け
度
(
たき
)
一心に理も非もなく只々一生懸命に申立けるにぞ
越州殿
(
ゑつしうどの
)
には
何樣
(
なにさま
)
愍然
(
びんぜん
)
とは思はるれども
故意
(
わざ
)
と聲を
勵
(
はげ
)
まされて成程親の爲に一命を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
燃える樣な新しい煉瓦の色の、
廓然
(
くつきり
)
と正しい輪廓を描いてるのは、
何樣
(
なにさま
)
木造の多い此町では、多少の威嚴を
保
(
たも
)
つて見えた。
菊池君
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
けれども、
其
(
そ
)
の
茶店
(
ちやみせ
)
の
婆
(
ばあ
)
さんは
正
(
しやう
)
のものです。
現
(
げん
)
に、
私
(
わたし
)
が
通
(
とほ
)
り
掛
(
がか
)
りに
沼
(
ぬま
)
の
汀
(
みぎは
)
の
祠
(
ほこら
)
をさして、(あれは
何樣
(
なにさま
)
の
社
(
やしろ
)
でせう。)と
尋
(
たづ
)
ねた
時
(
とき
)
に、(
賽
(
さい
)
の
神樣
(
かみさま
)
だ。)と
云
(
い
)
つて
教
(
をし
)
へたものです。
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
やっとの
事
(
こと
)
で、
門閥家
(
もんばつか
)
の、
良
(
よ
)
い
領地有
(
りゃうちもち
)
の、
年
(
とし
)
の
若
(
わか
)
い、
教育
(
けういく
)
も
立派
(
りっぱ
)
な、
何樣
(
なにさま
)
才徳
(
さいとく
)
の
具足
(
ぐそく
)
した
男
(
をとこ
)
は
斯
(
か
)
うもありたいもの、と
望
(
のぞ
)
まるゝ
通
(
とほ
)
りに
出來上
(
できあが
)
ってゐる
婿
(
むこ
)
を
搜
(
さが
)
して、
供給
(
あてが
)
へば、
見
(
み
)
ともない
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
話
(
はな
)
し是は
是非々々
(
ぜひ/\
)
訴
(
うつた
)
へねば
成
(
なら
)
ぬと
急込
(
せきこむ
)
を長兵衞
先々
(
まづ/\
)
とて樣子を
篤
(
とく
)
と
聞
(
きゝ
)
何樣
(
なにさま
)
是
(
これ
)
は外より入たる
盜人
(
ぬすびと
)
にては有まじ然れども
今
(
いま
)
是
(
これ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
初つて逢つた時は前科者ぢやないかと思つたと主筆の云つた如く、
何樣
(
なにさま
)
物凄く不氣味に見える。
病院の窓
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
偏
(
ひとへ
)
に御頼み申なりと言ければ
佐
(
すけ
)
十郎は
合點
(
うなづき
)
何樣
(
なにさま
)
御尤も至極なれば早々郷右衞門お島ともに申合せ取計ふべけれども御兄弟を救ひ出せし上御二方を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
何樣
(
なにさま
)
耳新らしい語では有つたが、耳新らしいだけそれだけ、聞き慣れた「油地獄」とか「吉原何人斬」とか言ふものよりも、猶一層
上手
(
うはて
)
な、殘酷な舞臺面を持つてゐるらしく思はれた。
所謂今度の事:林中の鳥
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
何
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
樣
部首:⽊
15画
“何”で始まる語句
何
何処
何時
何故
何人
何方
何卒
何處
何日
何事