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二葉
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ふたば
ふりがな文庫
“
二葉
(
ふたば
)” の例文
それはこの
二葉
(
ふたば
)
が成長するであろうか、花咲くであろうかと
危
(
あや
)
ぶみおそれつつ育てた親や教師が多かったからではないだろうか。
最も楽しい事業
(新字新仮名)
/
羽仁もと子
(著)
在野政治家の勢力を
二葉
(
ふたば
)
のうちに摘み取って、斧を用いてもなお且つ及ばざる危険に到ることを予防する目的であったのである。
法窓夜話:02 法窓夜話
(新字新仮名)
/
穂積陳重
(著)
折から
葭籬
(
よしがき
)
のもとに、いつのこぼれ
種子
(
だね
)
やら朝顔の
二葉
(
ふたば
)
土を離れて、我がやどすてぬといへる発句の趣向をあらはす。
花のいろ/\
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
爲す者其方の外には決して有可からず能せよかしと
内命
(
ないめい
)
ありしに忠相ぬしも
推辭
(
いなむ
)
に
術
(
すべ
)
なく遂に天一をして
僞者
(
にせもの
)
とし
二葉
(
ふたば
)
の中に
摘
(
つみ
)
たるなりとの事實に然るか
否
(
いなや
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
おい木村さん
信
(
しん
)
さん寄つてお出よ、お寄りといつたら寄つても宜いではないか、又素通りで
二葉
(
ふたば
)
やへ行く氣だらう、押かけて行つて引ずつて來るからさう思ひな
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
日本中の少年少女の人生観の中で、最も意義あり、力あり、光明ある部分は、こうして初めから
穢
(
よご
)
された。その向上心の大部分は
二葉
(
ふたば
)
の
中
(
うち
)
から病毒に感染させられた。
東京人の堕落時代
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
成程お勢はまだ若い、血気も
未
(
いま
)
だ定らない、志操も
或
(
あるい
)
は根強く有るまい。が、
栴檀
(
せんだん
)
は
二葉
(
ふたば
)
から
馨
(
こう
)
ばしく、
蛇
(
じゃ
)
は一寸にして人を呑む気が有る。文三の眼より見る時はお勢は所謂
女豪
(
じょごう
)
の
萌芽
(
めばえ
)
だ。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
「
荒磯
(
あらいそ
)
かげに心苦しく存じました
二葉
(
ふたば
)
の松もいよいよ頼もしい未来が思われます日に到達いたしましたが、御生母がわれわれ
風情
(
ふぜい
)
の娘でございますことが、御幸福の
障
(
さわ
)
りにならぬかと苦労にしております」
源氏物語:18 松風
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
花散りて
籾
(
もみ
)
は
二葉
(
ふたば
)
にもえあがり 以之
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
二葉
(
ふたば
)
に
芽
(
め
)
が
出
(
で
)
て
花
(
はな
)
が
咲
(
さ
)
く
赤い旗
(旧字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
おい木村さん
信
(
しん
)
さん寄つてお
出
(
いで
)
よ、お寄りといつたら寄つても
宜
(
い
)
いではないか、又素通りで
二葉
(
ふたば
)
やへ行く気だらう、
押
(
おし
)
かけて
行
(
ゆ
)
つて引ずつて来るからさう思ひな
にごりえ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
中
実生
(
みしょう
)
二葉
(
ふたば
)
は
土塊
(
つちくれ
)
を
抽
(
ぬ
)
く
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
あし
田鶴
(
たづ
)
の
齢
(
よはひ
)
ながゝれとにや
千代
(
ちよ
)
となづけし
親心
(
おやごゝろ
)
にぞ
見
(
み
)
ゆらんものよ
栴檀
(
せんだん
)
の
二葉
(
ふたば
)
三ツ四ツより
行末
(
ゆくすゑ
)
さぞと
世
(
よ
)
の
人
(
ひと
)
のほめものにせし
姿
(
すがた
)
の
花
(
はな
)
は
雨
(
あめ
)
さそふ
弥生
(
やよひ
)
の
山
(
やま
)
ほころび
初
(
そ
)
めしつぼみに
眺
(
なが
)
めそはりて
盛
(
さか
)
りはいつとまつの
葉
(
は
)
ごしの
月
(
つき
)
いざよふといふも
可愛
(
かあい
)
らしき十六
歳
(
さい
)
の
高島田
(
たかしまだ
)
にかくるやさしきなまこ
絞
(
しぼ
)
りくれなゐは
闇桜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
二
常用漢字
小1
部首:⼆
2画
葉
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
“二葉”で始まる語句
二葉亭
二葉亭四迷
二葉屋
二葉草