“わうかう”の漢字の書き方と例文
語句割合
横行100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
加(くわ)ふるに橄欖島(かんらんたう)の附近(ふきん)には、始終(しじう)有名(いうめい)なる海賊船(かいぞくせん)が横行(わうかう)し、また屡々(しば/\)、歐洲(をうしう)諸國(しよこく)の軍艦(ぐんかん)も巡航(じゆんかう)して來(き)ますから、其邊(そのへん)に我(わ)が海底戰鬪艇(かいていせんとうてい)が機關(きくわん)の活動(くわつどう)を失(うしな)つて
天(てん)の・善人(ぜんにん)に報施(はうし)する、其(そ)れ如何(いかん)ぞ哉(や)。(四九)盜跖(たうせき)は日(ひ)に(五〇)不辜(ふこ)を殺(ころ)し、(五一)人(ひと)の肉(にく)を肝(かん)にし、(五二)暴戻恣睢(ばうれいしき)、黨(たう)を聚(あつ)むること數(すう)千人(にん)、天下(てんか)を横行(わうかう)せしが、竟(つひ)に壽(じゆ)を以(もつ)て終(をは)れり。
と唱(とな)へ出(いだ)す節(ふし)は泣(な)くがごとく、怨(うら)むがごとく、いつも(應(おう))の來(きた)りて市街(しがい)を横行(わうかう)するに從(したが)うて、件(くだん)の童謠(どうえう)東西(とうざい)に湧(わ)き、南北(なんぼく)に和(わ)し、言語(ごんご)に斷(た)えたる不快(ふくわい)嫌惡(けんを)の情(じやう)を喚起(よびおこ)して、市人(いちびと)の耳(みゝ)を掩(おほ)はざるなし。
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
人(ひと)の談話(はなし)では今(いま)は往昔(むかし)程(ほど)海賊船(かいぞくせん)の横行(わうかう)ははげしくは無(な)いが、其代(そのかは)り往昔(むかし)の海賊船(かいぞくせん)は一撃(いちげき)の下(もと)に目指(めざ)す貨物船(くわぶつせん)を撃沈(げきちん)するやうな事(こと)はなく、必(かなら)ず其(その)船(ふね)をもつて此方(こなた)に乘掛(のりか)け來(きた)り