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わうかう
天の・
善人に
報施する、
其れ
如何ぞ
哉。
(四九)盜跖は
日に
(五〇)不辜を
殺し、
(五一)人の
肉を
肝にし、
(五二)暴戻恣睢、
黨を
聚むること
數千
人、
天下を
横行せしが、
竟に
壽を
以て
終れり。
と
唱へ
出す
節は
泣くがごとく、
怨むがごとく、いつも(
應)の
來りて
市街を
横行するに
從うて、
件の
童謠東西に
湧き、
南北に
和し、
言語に
斷えたる
不快嫌惡の
情を
喚起して、
市人の
耳を
掩はざるなし。