“ちょうしゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
長袖25.0%
長州17.9%
聴衆14.3%
張繍10.7%
徴収7.1%
重修7.1%
徴集3.6%
朝集3.6%
趙周3.6%
長揖3.6%
長洲3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「倒幕の大事などが、長袖ちょうしゅうの神学者や、公卿くげばかりではかれるものではない。黒幕がある! 傀儡師かいらいしがある! たしかにある!」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
長州ちょうしゅうはぎの人、吉田松陰よしだしょういんは当時の厳禁たる異国への密航を企てて失敗し、信州松代まつしろの人、佐久間象山さくましょうざんはその件に連座して獄に下ったとのうわさすらある。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
それからあのねこの来たときのようにまるでおこった象のようないきおいで虎狩りを弾きました。ところが聴衆ちょうしゅうはしいんとなって一生けん命聞いています。ゴーシュはどんどん弾きました。
セロ弾きのゴーシュ (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
旗幟きしをひるがえし、許都へ攻めのぼろうと企てていた一軍は、その張済のおいにあたる張繍ちょうしゅうという人物を中心としていた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
申し忘れましたが、二十日会の会費というのが少々高く、たった一晩の会合のために、月々五十円ずつ徴収ちょうしゅうせられる外に、催しによってはその倍も三倍もの臨時費がるのでした。
覆面の舞踏者 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
このゆえ太祖たいそ実録じつろく重修ちょうしゅうするや、えん実にその監修をし、又支那しなありてより以来の大編纂だいへんさんたる永楽大典えいらくだいてんの成れるも、衍実に解縉かいしんともこれせるにて、れ皆文を好むのに出で、道余録どうよろくを著し
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
財産を天理様にささげてしまって、嬉々ききとして労役者ろうえきしゃの生活をして居る者もある。天理教で財産をって、其報償むくいを手あたり次第に徴集ちょうしゅうし、助けなき婆さんをいじめて店賃たなちんをはたる者もある。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
「よろしく、朝集ちょうしゅうにかけて、諸卿の議判を仰ぎ奉ります」
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
李蔡りさい青霍せいかく趙周ちょうしゅうと、丞相じょうしょうたる者は相ついで死罪に行なわれた。現在の丞相たる公孫賀こうそんがのごとき、命を拝したときにおのが運命を恐れて帝の前で手離しで泣出したほどである。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
老人は焦生を見て長揖ちょうしゅうした。焦生は老人の顔に注意した。隻方の眼が眇になっている老人であった。
虎媛 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
国朝六家詩鈔こくちょうりくかししょうの初にある沈徳潜しんとくせんの序には、乾隆丁亥夏五けんりゅうていがいかご長洲ちょうしゅう沈徳潜しんとくせんしょす時に年九十有五。とわざわざ断ってある。長生ながいきの結構な事は云うまでもない。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)