“長袖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ながそで58.8%
ちょうしゅう41.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
元来医者は長袖ながそでと申して武辺の相手にはならぬもの。一口に申せばただの雲助、高く買っても長袖の医者。これが武兵衛の本身でござる。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
初めから長袖ながそでを志望して、ドウいうわけだか神主かんぬしになるつもりでいたのが兄貴の世話で淡島屋の婿養子となったのだ。
磊落不軌らいらくふきの性はながく長袖ちょうしゅうの宮づかえを許さず、ふたたび山河浪々の途にのぼって、まず生を神州にうけた者の多年の宿望をはたすべく
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「倒幕の大事などが、長袖ちょうしゅうの神学者や、公卿くげばかりではかれるものではない。黒幕がある! 傀儡師かいらいしがある! たしかにある!」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)