“袖長”の読み方と例文
読み方割合
そでなが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
崩れかけた煉瓦れんがの街。その狭い通りには、黒い着物を袖長そでながに着た支那人の群れが、海底の昆布のようにぞろり満ちて淀んでいた。乞食らは小石を敷きつめた道の上にうずくまっていた。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)