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耗
ふりがな文庫
“耗”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
へ
56.8%
す
15.9%
へら
15.9%
こう
2.3%
そこな
2.3%
つく
2.3%
むな
2.3%
ミリ
2.3%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
へ
(逆引き)
今度会津へ帰ってからも、そうした気もちを、胸一杯にもっていたが、慎九郎の噂を聞くと、今までの元気が一度に
耗
(
へ
)
った如く思った。
討たせてやらぬ敵討
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
耗(へ)の例文をもっと
(25作品)
見る
す
(逆引き)
彼は
埼玉
(
さいたま
)
の者、養子であった。
繭
(
まゆ
)
商法に失敗して、養家の身代を
殆
(
ほと
)
んど
耗
(
す
)
ってしまい、其恢復の為朝鮮から安東県に渡って、材木をやった。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
耗(す)の例文をもっと
(7作品)
見る
へら
(逆引き)
隙
(
すき
)
さえあれば人家に入り自分が食い得る以上に多く
耗
(
へら
)
す故、住民断えず猴と戦争す、欧人たまたま奇物として猴を買うを見て訳が分らず
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
耗(へら)の例文をもっと
(7作品)
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▼ すべて表示
こう
(逆引き)
故竹添進一郎氏の『左氏会箋』一四に引かれた銭錡の説に今の牛宿の星群は子宮にあって丑宮にあらず、周の時
元枵
(
げんきょう
)
という星が虚宿二星の一たり、枵は
耗
(
こう
)
で鼠は物を
耗
(
へら
)
し
虚
(
むな
)
しくする
十二支考:11 鼠に関する民俗と信念
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
耗(こう)の例文をもっと
(1作品)
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そこな
(逆引き)
然
(
しか
)
るを、今外国の言語文書に依てこれを教授せば、これが子弟たるもの、勢い学問の実体を講ずるの力を分てこれを外語の修習に用い、以て大に有用の時を
耗
(
そこな
)
い、為めに講学の勢力を途中に疲らし
祝東京専門学校之開校
(新字新仮名)
/
小野梓
(著)
耗(そこな)の例文をもっと
(1作品)
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つく
(逆引き)
加うるに南軍は北軍の騎兵の
馳突
(
ちとつ
)
に備うる為に
塹濠
(
ざんごう
)
を掘り、塁壁を作りて営と
為
(
な
)
すを常としければ、軍兵休息の
暇
(
いとま
)
少
(
すくな
)
く、往々
虚
(
むな
)
しく人力を
耗
(
つく
)
すの
憾
(
うらみ
)
ありて、士卒
困罷
(
こんひ
)
退屈の情あり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
耗(つく)の例文をもっと
(1作品)
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むな
(逆引き)
試みに見よ、方今、天下の形勢、文明はその名あれどもいまだその実を見ず、外の形は備われども内の精神は
耗
(
むな
)
し。今のわが海陸軍をもって西洋諸国の兵と戦うべきや、けっして戦うべからず。
学問のすすめ
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
耗(むな)の例文をもっと
(1作品)
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ミリ
(逆引き)
気圧の薄弱これなり、人の知る如く、平地の気圧は、大抵七百六十
耗
(
ミリ
)
前後なるに、山頂は四百六十耗前後にして、実に三百耗の差あり勿論夏期とてもなお同様なりといえども
寒中滞岳記:(十月一日より十二月廿一日に至る八十二日間)
(新字新仮名)
/
野中至
(著)
耗(ミリ)の例文をもっと
(1作品)
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耗
常用漢字
中学
部首:⽾
10画
“耗”を含む語句
消耗
損耗
寸耗
心神衰耗
消耗熱
神経消耗
耗尽
耗弱者
音耗
“耗”のふりがなが多い著者
南方熊楠
山路愛山
アントン・チェーホフ
佐々木邦
長谷川伸
徳冨蘆花
魯迅
倉田百三
森鴎外
幸田露伴