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耗
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へら
ふりがな文庫
“
耗
(
へら
)” の例文
隙
(
すき
)
さえあれば人家に入り自分が食い得る以上に多く
耗
(
へら
)
す故、住民断えず猴と戦争す、欧人たまたま奇物として猴を買うを見て訳が分らず
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
当代になっても村政に関係したり公共事業に奔走したりして、
殖
(
ふや
)
すよりも
耗
(
へら
)
す方へばかり廻っている。格式は高いが、実力が伴わない。而も出すものは金持並だから苦しい。
村の成功者
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
あいつらは朝から晩まで、
俺
(
おい
)
らの耳のそば
迄
(
まで
)
来て、世界の平和の為に、お前らの
傲慢
(
がうまん
)
を削るとかなんとか云ひながら、毎日こそこそ、俺らを
擦
(
こす
)
って
耗
(
へら
)
して行くが、まるっきりうそさ。
楢ノ木大学士の野宿
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
国の富を
撮食
(
つまみぐい
)
で
耗
(
へら
)
す奴等奴。生捕られて、市に
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
但し氣を
耗
(
へら
)
し氣を亂るものは宜敷ない。
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
故竹添進一郎氏の『左氏会箋』一四に引かれた銭錡の説に今の牛宿の星群は子宮にあって丑宮にあらず、周の時
元枵
(
げんきょう
)
という星が虚宿二星の一たり、枵は
耗
(
こう
)
で鼠は物を
耗
(
へら
)
し
虚
(
むな
)
しくする
十二支考:11 鼠に関する民俗と信念
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
あいつらは朝から晩まで、
俺
(
おい
)
らの耳のそば
迄
(
まで
)
来て、世界の平和の
為
(
ため
)
に、お前らの
傲慢
(
ごうまん
)
を
削
(
けず
)
るとかなんとか云いながら、毎日こそこそ、俺らを
擦
(
こす
)
って
耗
(
へら
)
して行くが、まるっきりうそさ。
楢ノ木大学士の野宿
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
耗
常用漢字
中学
部首:⽾
10画
“耗”を含む語句
消耗
損耗
寸耗
心神衰耗
消耗熱
神経消耗
耗尽
耗弱者
音耗