“へら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
34.7%
29.2%
23.6%
9.7%
1.4%
1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と手真似で知らせますると、島人はうなずき、へらのような物を出しまして、ギュウ/\と漕ぎ始めました。只今の短艇たんていのようなものと見えます。
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
私どもでは竹のへらを薄く刃物のようにしてそれで剥きます。トマトに鉄の刃物を用いると早く腐って味も悪くなります。トマトばかりではありません。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
奉公人も多人数たにんず居って多過ぎるからへらそうと思っているところだから、奉公に置く事も出来ません帰えって下さい、此の開明の世の中に
当代になっても村政に関係したり公共事業に奔走したりして、ふやすよりもへらす方へばかり廻っている。格式は高いが、実力が伴わない。而も出すものは金持並だから苦しい。
村の成功者 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
遣ひへらさば主取も給ふに萬事不都合ならん少しの暑さへ耐へ江戸に落付おちつきて安心なすが増ならずやと云も其理有ば友次郎も然らば出立の用意よういすべしと宿へも其由を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
樫をけづつた木のへら
妄動 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)