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塹濠
ふりがな文庫
“塹濠”の読み方と例文
読み方
割合
ざんごう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ざんごう
(逆引き)
いきなり傍の
塹濠
(
ざんごう
)
の中から、真黒に日焼けして眼ばかりぎよろつかせてゐる兵士が二三人、ぱつと躍り出して、銃を低く伏せたまま、まつしぐらに走り去つた。
少年
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
加うるに南軍は北軍の騎兵の
馳突
(
ちとつ
)
に備うる為に
塹濠
(
ざんごう
)
を掘り、塁壁を作りて営と
為
(
な
)
すを常としければ、軍兵休息の
暇
(
いとま
)
少
(
すくな
)
く、往々
虚
(
むな
)
しく人力を
耗
(
つく
)
すの
憾
(
うらみ
)
ありて、士卒
困罷
(
こんひ
)
退屈の情あり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
午後は又一君の案内で、アイヌの
古城址
(
こじょうし
)
なるチャシコツを見る。
㓐別川
(
りくんべつがわ
)
に臨んだちょっとした
要害
(
ようがい
)
の地、川の方は
断崖
(
だんがい
)
になり、
後
(
うしろ
)
はザッとしたものながら、
塹濠
(
ざんごう
)
をめぐらしてある。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
塹濠(ざんごう)の例文をもっと
(3作品)
見る
塹
漢検1級
部首:⼟
14画
濠
漢検準1級
部首:⽔
17画
“塹”で始まる語句
塹壕
塹
塹塁
塹壕生活
“塹濠”のふりがなが多い著者
徳冨健次郎
徳冨蘆花
幸田露伴
神西清