“長揖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうゆう83.3%
ちょうしゅう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
公園でも散歩しているような長閑のどかさがあると共に、立派な花崗の巨岩も峙ち、眼を上れば四周の大山岳は長揖ちょうゆうして吾を迎うるが如く、かくて山を恋うる心は
一行は荊州の城下に別れを告げ、やがて数里を来ると、ひとりの高士が彼の馬前に長揖ちょうゆうして告げた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
老人は焦生を見て長揖ちょうしゅうした。焦生は老人の顔に注意した。隻方の眼が眇になっている老人であった。
虎媛 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)