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長揖
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ちょうゆう
ふりがな文庫
“
長揖
(
ちょうゆう
)” の例文
公園でも散歩しているような
長閑
(
のどか
)
さがあると共に、立派な花崗の巨岩も峙ち、眼を上れば四周の大山岳は
長揖
(
ちょうゆう
)
して吾を迎うるが如く、かくて山を恋うる心は
秩父宮殿下に侍して槍ヶ岳へ
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
一行は荊州の城下に別れを告げ、やがて数里を来ると、ひとりの高士が彼の馬前に
長揖
(
ちょうゆう
)
して告げた。
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
座敷の真中に坐せる主婦に鶏卵一つ
進
(
まい
)
らする途中、客人を見て
長揖
(
ちょうゆう
)
する刹那、屁をひりたくなり、
力
(
つと
)
めて尻をすぼめる余勢に、
拳
(
こぶし
)
を握り過ぎて卵を潰し、大いに
愕
(
おどろ
)
いて手を
緩
(
ゆる
)
めると
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
女は口もとを
掩
(
おお
)
って
微
(
ひそ
)
かに笑った。柳は
長揖
(
ちょうゆう
)
の礼をとっていった。
織成
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
しかし堂に迎えられても、
長揖
(
ちょうゆう
)
して拝すでもなく、すこぶる無作法に
佇立
(
ちょりつ
)
しているので
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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均は、そういうと、ただ
長揖
(
ちょうゆう
)
して、立ち去ってしまった。
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、
長揖
(
ちょうゆう
)
して立ち去った。
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
長
常用漢字
小2
部首:⾧
8画
揖
漢検準1級
部首:⼿
12画
“長”で始まる語句
長
長閑
長襦袢
長押
長火鉢
長椅子
長刀
長柄
長靴
長持