“たりよう”の漢字の書き方と例文
語句割合
多量100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくて櫻島さくらじま毎回まいかい多量たりよう鎔岩ようがんすのでしまおほきさも次第しだいしてくが、今回こんかい東側ひがしがは鎔岩ようがんつひ瀬戸海峽せとかいきよううづめ、櫻島さくらじまをして大隅おほすみ一半島いちはんとうたらしめるにいたつた。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
なほこのたい氣候きこう温和おんわひと居住きよじゆうにも適當てきとうし、また高山こうざん中腹ちゆうふく以下いかなのですから、土地とちはやくからひら人口じんこうおほく、物産ぶつさんるのも、ほかのたいよりずつと多量たりようです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
土器どき發明はつめい出來できてから、多量たりようわかすことも出來できるようになつたのであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
この流下りゆうかさいなほ多量たりよう蒸氣じようきしつゝあると、こーくすのような粗面そめん鎔岩ようがんとなるが、もし蒸氣じようき大抵たいていされてしまつたのちならば、表面ひようめん多少たしようなめらかにかたまり
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
森林しんりんでおほはれてゐる土地とちは、日光につこう枝葉えだはさへぎられて、地面じめんあたゝめることがすくないのと、もうひとつは、日光につこう直射ちよくしやによつてめん水分すいぶん蒸發じようはつするときに、多量たりよう潜熱せんねつ必要ひつようとします。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
とく天明三年てんめいさんねん西暦せいれき千七百八十三年せんしちひやくはちじゆうさんねん)の噴火ふんか激烈げきれつであつて、現在げんざい鬼押出おにおしだしとづけてゐる鎔岩流ようがんりゆうしたのみならず、熱泥流ねつでいりゆう火口壁かこうへきもつとひく場所ばしよから一時いちじ多量たりようあふれさせ
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)