“けいりう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
溪流40.0%
渓流30.0%
繋留10.0%
螢流10.0%
谿流10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕(ぼく)は溪流(けいりう)に沿(そ)ふて此(この)淋(さび)しい往來(わうらい)を當(あて)もなく歩(あ)るいた。流(ながれ)を下(くだ)つて行(ゆ)くも二三丁(ちやう)、上(のぼ)れば一丁(ちやう)、其中(そのなか)にペンキで塗つた橋(はし)がある、其間(そのあひだ)を、如何(どん)な心地(こゝち)で僕(ぼく)はぶらついたらう。
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
全体(ぜんたい)、箱根(はこね)でも、塩原(しほばら)でも、或(あるひ)は木曾(きそ)の桟橋(かけはし)でも、実際(じつさい)にしろ、絵(ゑ)にせよ、瑠璃(るり)を灌(そゝ)ぎ、水銀(すゐぎん)を流(なが)す渓流(けいりう)を、駕籠(かご)、車(くるま)で見(み)て行(ゆ)くのは、樵路(せうろ)、桟道(さんだう)、高(たか)い処(ところ)で
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
天長和尚の関捩(くわんれい)を透破し、繋留(けいりう)久しからず花園妙心寺聖沢院の庸山(ようざん)の室に投じ(中略)——三十五歳、初めて法山第一坐となり、美濃正伝寺の請に応じ、尋(つ)いで大仙寺の廃を興す。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
朱荷曲池(しゆかきよくち)のあと、緑萍(りよくへう)蒼苔(さうたい)深(ふかく)く封(とざ)して、寒蛩(かんきよう)喞々(そく/\)たり、螢流(けいりう)二三點(にさんてん)。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
温泉(いでゆ)の町(まち)の、谿流(けいりう)について溯(さかのぼ)ると、双六谷(すごろくだに)と言(い)ふのがある——其処(そこ)に一坐(いちざ)の大盤石(だいばんじやく)、天然(てんねん)に双六(すごろく)の目(め)の装(も)られたのが有(あ)ると言(い)ふが、事実(じじつ)か、と聞(き)いたのであつた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)