“けいりゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
渓流41.0%
繋留27.9%
谿流26.2%
溪流1.6%
景隆1.6%
景龍1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
子供や女中などはまだ寝ている間に、宿の後ろの丘の細道や、付近の渓流のほとりを歩いて何かしら二三種の草の花を抜いて来る。
沓掛より (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
それまでのところは、彼は地上員が多忙の中を駈けつけて、彼のために繋留気球第一号の綱をゆるめてくれたものとばかり考えていた。
空中漂流一週間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「人間の一生に」青木が谿流の中に持っていた杖の先をひたしながら云った、「こうした静かな行楽や、温い散歩が何度あるだろうか」
須磨寺附近 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
その後二日間溪流あるいは林中あるいは山間てビンビテーという駅に着きました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
あちらこちらに種々の珍花異草がなして轟々たる溪流に臨んで居る様は、人をして奇と呼び怪と叫ばしめてなおくことを知らず、我この所に止まってこの風景と共に仙化せんか
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
景隆師を出してを救わんとすれば、燕王は速く居庸関より入りて北平り、景隆の軍、寒苦に悩み、奔命に疲れて、戦わずして自ら敗る。二月、韃靼の兵りて燕を助く。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
舞陽の人、陳巌という者が東呉寓居していた。唐の景龍の末年に、かれは孝廉にあげられて都へゆく途中、渭南の道で一人の女に逢った。