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面倒臭
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めんだうくさ
二人は
長く
繼いだ
紙を
双方から
引き
合つて、
成るべく
垂るみの
出來ない
樣に
力めたが、
小六が
時々面倒臭さうな
顏をすると、
御米はつい
遠慮が
出て
といつた
風情で
面倒臭さうに
衣服を
着て
居たから、
私は
何も
問はずに
少さくなつて
黙つて
控へた。
「
鐵瓶ぢや
徳利一
本づつしかへえんねえから
面倒臭かんべと
思つてよ」と
婆さんはいひながら、一
旦沸つた
鐵瓶を
懸けた。
樽が
空虚になつて
悉皆飮む
者は
銘酊つてがや/\と
只騷いだ。
さもなければもう
面倒臭くなつて
釣竿で
石の
間をかき
廻すかしてしまひました。
其中腹が
空て
來たと
見えてラクダルは
面倒臭さうに手を
伸して
無花果を
採て
口に
入れた。
然し
少年は
見向きもしないし
手も
伸さないばかりか、
木實が
身體の
傍に
落ちてすら
頭もあげなかつた。