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附添
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つきそひ
ふりがな文庫
“
附添
(
つきそひ
)” の例文
夜半
(
よなか
)
に眼を覺すと、時々東のはづれで、
附添
(
つきそひ
)
のものが氷を
摧
(
くだ
)
く音がした。其の音が
已
(
や
)
むと同時に病人は死んだ。自分は日記に書き込んだ。
変な音
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
一同出立には及びたり其
行列
(
ぎやうれつ
)
には第一番の
油箪
(
ゆたん
)
掛
(
かけ
)
し長持十三
棹
(
さを
)
何れも
宰領
(
さいりやう
)
二人づつ
附添
(
つきそひ
)
その跡より
萠黄
(
もえぎ
)
純子
(
どんす
)
の油箪白く
葵
(
あふひ
)
の御
紋
(
もん
)
を染出せしを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
この發見に就いて私が考へてゐるうちに、小さな少女が
附添
(
つきそひ
)
に從はれて
芝生
(
しばふ
)
をこつちへ走つて來た。私は、最初は私に氣がつかないでゐたらしい私の生徒に、目をとめた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
房
(
ふつ
)
さりと
結
(
むす
)
んでさげた
其
(
その
)
姫樣
(
ひいさま
)
の
帶
(
おび
)
を
銜
(
くは
)
へたり、
八
(
や
)
ツ
口
(
くち
)
をなめたりして、
落着
(
おちつ
)
いた
風
(
ふう
)
でじやれてゐるのを、
附添
(
つきそひ
)
が、つと
見
(
み
)
つけて、びツくりして、
叱
(
しつ
)
! といつて
追
(
お
)
ひやつた。
迷子
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
今日
(
けふ
)
は
用
(
よう
)
なしの
身
(
み
)
なればとて
兄
(
あに
)
は
終日
(
しゆうじつ
)
此處
(
こゝ
)
にありけり、
氷
(
こほり
)
を
取寄
(
とりよ
)
せて
雪子
(
ゆきこ
)
の
頭
(
つむり
)
を
冷
(
ひや
)
す
附添
(
つきそひ
)
の
女子
(
をなご
)
に
代
(
かは
)
りて、どれ
少
(
すこ
)
し
私
(
わし
)
がやつて
見
(
み
)
やうと
無骨
(
ぶこつ
)
らしく
手
(
て
)
を
出
(
いだ
)
すに、
恐
(
おそ
)
れ
入
(
いり
)
ます
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
それが一週間の後
窒扶斯
(
ちふす
)
と判明したので、すぐ大学病院へ入れた。三千代は看護の
為
(
ため
)
附添
(
つきそひ
)
として一所に病院に移つた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
駕籠
(
かご
)
に
乘
(
のせ
)
忠兵衞は
附添
(
つきそひ
)
原澤村へと急ぎ立歸りしに母のおもせは
如何
(
いか
)
なる者を連來やと
日々
(
にち/\
)
案じ居ける所へ皆々歸り來りければ早速忠兵衞を招きて樣子を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
召捕べしと役人へ申付られけり却て
説
(
とく
)
彼
(
か
)
の吉三郎は母の
病
(
やま
)
ひ二三日
別
(
べつ
)
して樣子
惡
(
あし
)
ければ
側
(
そば
)
を
放
(
はな
)
れず
附添
(
つきそひ
)
種々
(
しゆ/″\
)
心配
(
しんぱい
)
なして勞はり居しが母は
暫時
(
しばし
)
睡眠
(
まどろみ
)
し中醫師の方へ
藥
(
くすり
)
を取に行んと立出る所を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
附
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
添
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
“附添”で始まる語句
附添婆
附添婦
附添行