“附屬(ふぞく)” の例文
新字:附属
それはキリスト教(けう)の教會(けうくわい)の附屬(ふぞく)病院(びやうゐん)なので、その事(こと)に就(つ)いては、大分(だいぶ)異議(いぎ)を持出(もちだ)した者(もの)もあつたが、この場合(ばあひ)一刻(こく)も、病人(びやうにん)を見過(みすご)して置(お)く事(こと)はできなかつた。
彼女こゝに眠る (旧字旧仮名) / 若杉鳥子(著)
ゴルキイの小説によく出てくる露西亞(ロシア)の草原(ステッペ)を聯想(れんさう)させるやうな、荒涼(くわうりやう)とした原の中に工場と、工場附屬(ふぞく)の住宅と、貧しげな商家農家の百軒あまりがまばらに立ち並び
処女作の思い出 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
またアメリカには大(おほ)きな博物館(はくぶつかん)に附屬(ふぞく)し、また獨立(どくりつ)に兒童博物館(じどうはくぶつかん)といふのがたくさんあります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
幸(さひわひ)にも艇中(ていちう)には端艇(たんてい)を本船(ほんせん)に引揚(ひきあ)げる時(とき)に使用(しよう)する堅固(けんご)なる鐵鎖(てつぐさり)と、それに附屬(ふぞく)して鉤形(つりばりがた)の「Hook(フツク)」が殘(のこ)つて居(を)つたので、それを外(はづ)して、鉤(フツク)に只今(たゞゐま)の小鰺(こあぢ)を貫(つらぬ)いてやをら立上(たちあが)つた。
其上(そのうへ)には小(ちひ)さな黄金造(こがねづく)りの鍵(かぎ)が只(たツた)一(ひと)つあつたばかり、愛(あい)ちやんは最初(さいしよ)、此(この)鍵(かぎ)が大廣間(おほびろま)の戸(と)の何(いづ)れか一枚(まい)に附屬(ふぞく)してるに違(ちが)ひないと思(おも)ひました、が悲(かな)しいことには、其錠(そのぢやう)が大(おほ)き過(す)ぎても亦(また)小(ちひ)さすぎても
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
も附屬(ふぞく)致され後年御世に出し參(まゐ)らすべしとの遺言(ゆゐごん)なれば天忠御養育(ごやういく)なし參らせし處其後天忠美濃國(みのゝくに)谷汲郷(たにぐみがう)長洞村(ながほらむら)常樂院へ轉住(てんぢう)せしに付御同道申上(あげ)同院(どうゐん)にて御成長に御座候と書認めたり伊豆殿見終(みをは)り玉ひ御書面にて先御誕生後(ごたんじやうご)御成長迄は分りたれども未(いま)だ如何(いか)なる御腹(おんはら)に御出生ありしや不分明(ふぶんめい)なり此儀は如何にと問(とは)れたり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)