“ふぞく”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:フゾク
語句割合
附屬60.0%
附属40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またアメリカにはおほきな博物館はくぶつかん附屬ふぞくし、また獨立どくりつ兒童博物館じどうはくぶつかんといふのがたくさんあります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
さひわひにも艇中ていちうには端艇たんてい本船ほんせん引揚ひきあげるとき使用しようする堅固けんごなる鐵鎖てつぐさりと、それに附屬ふぞくして鉤形つりばりがたの「Hookフツク」がのこつてつたので、それをはづして、フツク只今たゞゐま小鰺こあぢつらぬいてやをら立上たちあがつた。
その地下室はもとどこかの事務所らしかったが、久しく人の姿を見うけない。それがみょう陰気いんきくさいのだ。また、大学病院の建物も橋のたもとの附属ふぞく建築物だけは、置き忘れられたようにうらさびしい。
馬地獄 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
「いいえ。ここはこの向うの家の地面なのですが家の人たちが一向かまわないで子供らの集まるままにして置くものですから、まるで学校の附属ふぞくの運動場のようになってしまいましたが実はそうではありません。」
虔十公園林 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)