輪車りんしゃ)” の例文
わたくしも、同感どうかんでした。それに、おじさんを観察かんさつして、信用しんようしていいとおもったから、いわれるままに、三輪車りんしゃのあきばこへりました。
どこかで呼ぶような (新字新仮名) / 小川未明(著)
つぎの昼間ひるま、また二人ふたりは、このはらっぱへきました。武夫たけおがわざと三輪車りんしゃはしるのを、正吉しょうきちはそれと競走きょうそうしようとして、素足すあしはしりました。
空にわく金色の雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
すると、そこをとおりかけたオート三輪車りんしゃがあって、わざわざくるまをとめ、石炭せきたんをはこんだあきばこのなかへ、二人ふたりれて、とちゅうまで、おくってくれました。
どこかで呼ぶような (新字新仮名) / 小川未明(著)
正吉しょうきちくんは、ついにゆくになりました。そののそばには、った二輪車りんしゃが、いてありました。
少年と秋の日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「はとと二輪車りんしゃにしようかなあ、しかし、クロがかわいそうだし……。」と、いって、かんがんでいました。
僕がかわいがるから (新字新仮名) / 小川未明(著)
「さあ、どうでしょうか。二輪車りんしゃをほしいといっていましたから、いぬてたら、ってやるといってみましょうか。」と、おかあさんは、おこたえなさいました。
僕がかわいがるから (新字新仮名) / 小川未明(著)
だから、ぼくはしょうちゃんは、マラソン選手せんしゅになるので、三輪車りんしゃなんかにけられないのだとはなしたら、先生せんせいは、人間にんげんあし機械きかいと、いっしょになるかとわらった。
空にわく金色の雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
オート三輪車りんしゃには、くろ眼鏡めがねをかけた、おじさんがっていました。きゅうに、速力そくりょくをゆるめると
どこかで呼ぶような (新字新仮名) / 小川未明(著)
きょう、先生せんせい正吉しょうきちくんは、どうしてやすんでいるのだといたから、ぼくの三輪車りんしゃ競走きょうそうして、あしをいためたといったら、なんでそんなばかのまねをするのかといったよ。
空にわく金色の雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
輪車りんしゃ修繕しゅうぜんもしてもらえば、ゴムまりのパンクしたのをなおしてもくれました。また、そのいえゆうちゃんとはおともだちでもありました。おじさんは、いぬや、ねこがきでした。
海が呼んだ話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
輪車りんしゃをもっているのに、まあちゃんは、二輪車りんしゃをほしがって、おかあさんをこまらせました。
秋のお約束 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「おうちへかえったら、きょうはどんなおやつかしらん?」と、そんなことを空想くうそうしました。しかし、おかあさんとお約束やくそくをした二輪車りんしゃのことはとっくにわすれてしまっていました。
秋のお約束 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ああ、よくかんがえてごらんなさいね。わたしも、二輪車りんしゃに、ミットに、伝書でんしょばとですから、かんがえてみなければなりません。」と、いって、おかあさんは、わらっていらっしゃいました。
僕がかわいがるから (新字新仮名) / 小川未明(著)