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豪勢
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ごうせい
ふりがな文庫
“
豪勢
(
ごうせい
)” の例文
ぼくの乗せて頂いたのも、
華奢
(
きゃしゃ
)
な
白塗
(
しろぬ
)
りのリンカン・ジェフアで、車内に、ラジオも、シガレット・ライタアも
装備
(
そうび
)
してある
豪勢
(
ごうせい
)
さでした。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
左様
(
さよう
)
に
豪勢
(
ごうせい
)
な(
併
(
しか
)
し不思議な)人気を
背負
(
しょ
)
っている金青年の心は一体誰の上にあったかというと、それは君江の上にあった。
ゴールデン・バット事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
吉原
(
よしわら
)
だといやァ、
豪勢
(
ごうせい
)
飛
(
と
)
びゃァがるくせに、
谷中
(
やなか
)
の
病人
(
びょうにん
)
の
知
(
し
)
らせだと
聞
(
き
)
いて、
馬鹿
(
ばか
)
にしてやがるんだろう。
伝吉
(
でんきち
)
ァただの
床屋
(
とこや
)
じゃねえんだぜ。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
「よウ、京都の
葵祭
(
あおいまつり
)
にも
人出
(
ひとで
)
はあるが、この
甲斐
(
かい
)
の
山奥
(
やまおく
)
へ、こんなに人間が
集
(
あつ
)
まってくるたあ
豪勢
(
ごうせい
)
なもンだなあ……」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あきれたものだのと
笑
(
わら
)
つてお
前
(
まへ
)
などは
其我
(
そのわが
)
まゝが
通
(
とほ
)
るから
豪勢
(
ごうせい
)
さ、
此身
(
このみ
)
になつては
仕方
(
しかた
)
がないと
團扇
(
うちは
)
を
取
(
と
)
つて
足元
(
あしもと
)
をあふぎながら、
昔
(
むか
)
しは
花
(
はな
)
よの
言
(
い
)
ひなし
可笑
(
をか
)
しく
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
石
(
いし
)
の
人形
(
にんぎよう
)
などを
立
(
た
)
てゝ、
豪勢
(
ごうせい
)
を
示
(
しめ
)
してゐたといふことが、
古
(
ふる
)
い
書物
(
しよもつ
)
にでてをります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
「えええッ。そいつは
豪勢
(
ごうせい
)
ですね。いや砲弾ばかりではない。空中からして、日本空軍のまきちらす重爆弾が雨下命中したらば、どうなりますか」
不沈軍艦の見本:――金博士シリーズ・10――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「おめえは富士の
山大名
(
やまだいみょう
)
とか、
野武士
(
のぶし
)
の
総締
(
そうじ
)
めとかいわれて、
豪勢
(
ごうせい
)
なはぶりだってことをうわさに聞いていたが」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
飴
(
あめ
)
も
買
(
か
)
わずに、おせん
坊
(
ぼう
)
へ
突
(
つ
)
ッ
走
(
ぱし
)
ったな
豪勢
(
ごうせい
)
だ。こんな
鉄錆
(
てつさび
)
のような
顔
(
かお
)
をしたおいらより、
油壺
(
あぶらつぼ
)
から
出
(
で
)
たよなおせん
坊
(
ぼう
)
の
方
(
ほう
)
が、どれだけいいか
知
(
し
)
れねえからの。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
こちらの
炊
(
た
)
き出しは
豪勢
(
ごうせい
)
だ。七面鳥のサンドウィッチに、ウィスキーの
角壜
(
かくびん
)
、煙草はMCCだ。
沈没男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
わずか数秒間のすこぶる
豪勢
(
ごうせい
)
な火の見世物として、附近の魚類をおどろかしたのを最後に、貨物船モンパパ号の形はうせ、空中から落ちくる船体の破片も、
漂流
(
ひょうりゅう
)
する
屍体
(
したい
)
も
恐竜島
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
豪
常用漢字
中学
部首:⾗
14画
勢
常用漢字
小5
部首:⼒
13画
“豪”で始まる語句
豪
豪奢
豪傑
豪宕
豪家
豪気
豪胆
豪邁
豪雨
豪儀