“ごうせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
豪勢42.9%
剛性14.3%
強勢14.3%
強請14.3%
合成4.8%
強盛4.8%
豪盛4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左様さよう豪勢ごうせいな(しかし不思議な)人気を背負しょっている金青年の心は一体誰の上にあったかというと、それは君江の上にあった。
ゴールデン・バット事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
また此等これら學問がくもんちからによつて、わが地球ちきゆう鋼鐵こうてつよりもおほきな剛性ごうせいゆうしてゐることもわかつてた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
「いくら風が強勢ごうせいでも、まさか、あの高台までは燃えてゆくまい」
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この状態において民衆の暴動の起こるのは当然である。彼らは徒党をくんで富家に闖入ちんにゅうし、手当たり次第に飲み食った。あるいは銭米を強請ごうせいしてそれを徒党の間に分配した。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
「ええ、このエステルは上等じょうとうです。とても合成ごうせいできません。」
チュウリップの幻術 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
のち宮崎氏と称するとづ、何に致せ蒲生氏強盛ごうせいの大名となりてより、勢多の秀郷社も盛んに崇拝され、種々の宝物も新造されて、秀郷当身の物と唱えられたらしい。
人伝ひとづてに聞きますと、山上は依然、荒涼として廃墟のままだそうですが、その後、横川の和尚亮信りょうしんや、宝幢院ほうとういん詮舜せんしゅんや、止観院しかんいん全宗ぜんそうや、また正覚院しょうかくいん豪盛ごうせいとか、日吉ひえ禰宜行丸ねぎぎょうがんなどの硯学せきがくたちが
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)