“せが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
強請93.6%
強乞2.1%
強制2.1%
2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ははあ、部屋の若い奴だな。なんでもかんでも、助太刀に一緒に連れて行けと強請せがんで肯かない奴が、一、二名いたではないか」
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、その巨きな兄にぶらさがって強乞せがんでいた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
乗せてよ/\なんて強制せがんだつて、飛んでもないつて目を丸くするのは当り前なんだけど、それあもうあたし見たいな慣れないものが乗つたら危いかも知れないけど、叔父さんのは
〔婦人手紙範例文〕 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
ぼくはここ迄を昨夜、女郎にショールを買えないと云い訳に行き、ちょいの間を行き、婆さんの借金を三円払ってやり、正月に連れだして、やる約束をせがまれ……所で、今月は師走です。
虚構の春 (新字新仮名) / 太宰治(著)