“ねだり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
強請83.3%
誣頼16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然様さようでございますか? 何だかお強請ねだり致したようで真正ほんとうに恐縮でございます。坊や、有難うを仰有い」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
好むと雖も其質そのさが狡猾わるかしこ毎々つね/″\新町を始め惡所場をさわがし諸處に於て強請ねだりかたりなどせしが或時喧嘩けんくわにて人をあやめ遂に召捕れしうへ久敷ひさしく入牢じゆらうして居たれども相手方いのちつゝがなく御慈悲を願ひけるゆゑ遠島ゑんたうにも成べきを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
うけたまはり居るなりとはなしけるに三吉は大によろこび然らば翌日あすにも直樣すぐさま本郷へ行んといふを小猿こざるきゝてとてものことに百兩ばかりも誣頼ねだり夫にて取付商賣を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
致されよと言ければ三吉納得なつとくなし先以御教おんをしへ忝けなししかし如何いたして誣頼ねだり申べきやと聞に小猿夫は豫々かね/″\出入は申すまじと堅く申合せし事なれ共斯樣々々のわけにて詮方せんかたなく參りたりと申されよと言含いひふくめしかば三吉は委細ゐさい承知しようちして立歸り翌日本郷六丁目へ尋ね行て表より甲州屋仁左衞門殿とは此方にて候やと申入ければ番頭は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)