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請合
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うけあひ
ふりがな文庫
“
請合
(
うけあひ
)” の例文
「道は大通りを教へましたがね、あつしは拔け裏傳ひに來たから、曲りくねつてもう二三度道を訊いてゐるうちに
請合
(
うけあひ
)
晝頃になる」
銭形平次捕物控:195 若党の恋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
請合
(
うけあひ
)
でございますよ。およそ世界にそんな眞黒な顏をしてゐるのは、あなたと海坊主のほかはございますまい。はゝゝゝゝゝ。
能因法師
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
それから又、教育雑誌を成るべく沢山買つて置いて、あの男が来た時机の上に列べて見せると、
屹度
(
きつと
)
昇給さして呉れる。これは
請合
(
うけあひ
)
である。
葉書
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
帳場
(
ちやうば
)
から
此處
(
こゝ
)
へ
參
(
まゐ
)
る
内
(
うち
)
も、
此
(
こ
)
の
通
(
とほ
)
りの
大汗
(
おほあせ
)
と、
四人
(
よつたり
)
の
車夫
(
しやふ
)
は
口
(
くち
)
を
揃
(
そろ
)
へ、
精一杯
(
せいいつぱい
)
、
後押
(
あとおし
)
で、お
供
(
とも
)
はいたして
見
(
み
)
まするけれども、
前途
(
さき
)
のお
請合
(
うけあひ
)
はいたされず。
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「確かに檀那様のお帽子だとお
請合
(
うけあひ
)
は出来ませんが、檀那様が私にお預けになつたのは
確
(
たしか
)
にこれでげすよ。」
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
其節は主税之助も
屹度
(
きつと
)
請合
(
うけあひ
)
私ども兩人
並
(
ならび
)
に
惣
(
そう
)
右衞門等證人同樣其
席
(
せき
)
に
罷
(
まかり
)
在候所主税之助實子
佐
(
すけ
)
五郎出生の後は先平助
遺言
(
ゆゐごん
)
に
戻
(
もど
)
り我が子に
家督
(
かとく
)
を
繼
(
つが
)
せんと
種々
(
しゆ/″\
)
惡謀
(
あくぼう
)
を
構
(
かま
)
へ藤五郎を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
甘いこと
請合
(
うけあひ
)
なりと言へり。
荷風戦後日歴 第一
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
否應
(
いやおう
)
なしに縛つてしまひましたが、兎も角親分が歸るまで、そつとして考へさせてあります。今頃は
請合
(
うけあひ
)
白状
(
はくじやう
)
し度いやうな心持になつて居るでせうよ
銭形平次捕物控:121 土への愛著
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
心快
(
こゝろよく
)
請合
(
うけあひ
)
けるにぞ半四郎は大いに悦び夫は千萬忝けなし夫にて
先
(
まづ
)
安心
(
あんしん
)
致したり
併
(
しかし
)
ながら此金は兎も角も貴樣が
預
(
あづか
)
り
置
(
おい
)
て
下
(
くだ
)
されよと金子二十兩を
押
(
お
)
し
返
(
かへ
)
して渡し
厚
(
あつ
)
く夫婦の身の上を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「御前、大丈夫でございます、この御
容体
(
ようだい
)
ぢや百歳までは屹度お
請合
(
うけあひ
)
が出来ます。」
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「此處は江戸の眞ん中ぢやねえ、
武州忍
(
ぶしうをし
)
、阿部豊後守樣十萬石の御城下だ、そんな風をして、後生大事に懷中を押へて歩くと、
請合
(
うけあひ
)
牛蒡
(
ごばう
)
泥棒と間違へられる」
銭形平次捕物控:270 転婆娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
なしけるが新道の
玄柳
(
げんりう
)
方にて
調合
(
てうがふ
)
なし
貰
(
もら
)
はんと
出行
(
いでゆく
)
體
(
てい
)
故
(
ゆゑ
)
素知
(
そし
)
らぬ
面
(
かほ
)
に
臺所
(
だいところ
)
へ
立戻
(
たちもど
)
りたり又彼の
玄柳
(
げんりう
)
は毒藥のことを
請合
(
うけあひ
)
けれども
針醫
(
はりい
)
の事なれば
毒藥
(
どくやく
)
を
求
(
もと
)
めんこと
難
(
かた
)
しと思へば
風藥
(
かぜぐすり
)
二
服
(
ふく
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
大人
(
おとな
)
の手の平の中に隱れるほどの小さいもので、鍵さへ卷いて置けば、一日一と晩は
請合
(
うけあひ
)
ひ獨りで動いてゐるといふから、まるで活き物のやうな品ぢやありませんか
銭形平次捕物控:184 御時計師
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
騙
(
だま
)
されると思つて、親分も一度行つて見なさるが宜い、
請合
(
うけあひ
)
二三日はボーツとするから」
銭形平次捕物控:030 くるひ咲
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
うつかり不動樣を縛るやうな顏でもしようものなら、
請合
(
うけあひ
)
袋叩きにされる——
銭形平次捕物控:130 仏敵
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
八五郎は安
請合
(
うけあひ
)
に請合つて、巣鴨へその晩のうちに飛んで行きました。
銭形平次捕物控:300 系図の刺青
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
請
常用漢字
中学
部首:⾔
15画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“請合”で始まる語句
請合也
請合薬