“風藥”の読み方と例文
新字:風薬
読み方割合
かぜぐすり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なしけるが新道の玄柳げんりう方にて調合てうがふなしもらはんと出行いでゆくていゆゑ素知そしらぬかほ臺所だいところ立戻たちもどりたり又彼の玄柳げんりうは毒藥のことを請合うけあひけれども針醫はりいの事なれば毒藥どくやくもとめんことかたしと思へば風藥かぜぐすりふく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
あざむおほせんとする程の大膽不敵だいたんふてきなれば間もなく見樣見眞似みやうみまねにて風藥かぜぐすりの葛根湯位は易々やす/\調合てうがふする樣に成ける程に武田長生院も下男げなんにもめづらしきやつなれどさて心のゆるせぬ勤め振と流石さすがに老醫常々親戚しんせきの者へ語られしとぞ作藏のわづか三年ごしの奉公中にの道を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)