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裏庭
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うらにわ
ふりがな文庫
“
裏庭
(
うらにわ
)” の例文
「
自分
(
じぶん
)
の
真心
(
まごころ
)
がいつか、
兄
(
にい
)
さんにわかるときがあろう。」と、
弟
(
おとうと
)
は、
一粒
(
ひとつぶ
)
のしいの
実
(
み
)
を
裏庭
(
うらにわ
)
に
埋
(
う
)
めて、どこへとなく
立
(
た
)
ち
去
(
さ
)
りました。
白すみれとしいの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そういうと、おかあさんはいきなり
土間
(
どま
)
へおり、
裏庭
(
うらにわ
)
へでていきました。林太郎はもう
夢中
(
むちゅう
)
になり、はだしのままおっかさんの後をおいかけました。
あたまでっかち
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
そこの
裏庭
(
うらにわ
)
へ行くと、
初
(
はじ
)
めて行ったときと同様、あのじいさんがドアの外へきたないぼろをぶら下げているのを見た。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
仲間
(
なかま
)
の
家鴨
(
あひる
)
からは
突
(
つ
)
かれ、
鶏
(
ひよ
)
っ
子
(
こ
)
からは
羽
(
はね
)
でぶたれ、
裏庭
(
うらにわ
)
の
鳥達
(
とりたち
)
に
食物
(
たべもの
)
を
持
(
も
)
って
来
(
く
)
る
娘
(
むすめ
)
からは
足
(
あし
)
で
蹴
(
け
)
られるのです。
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
ニールスは、思いきって、ひろびろとした
並木道
(
なみきみち
)
を走っていく
勇気
(
ゆうき
)
はありませんでした。それで、
別
(
べつ
)
の道をいくことにきめました。庭を通って、
裏庭
(
うらにわ
)
に出ました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
▼ もっと見る
今朝
(
けさ
)
起きて見ると、
裏庭
(
うらにわ
)
の
梧桐
(
あおぎり
)
の下に犬が一
疋
(
ぴき
)
横になって居る。寝たのかと思うと、死んで居るのであった。
以前
(
もと
)
時々内のピンに通って来た
狐
(
きつね
)
見た様な
小柄
(
こがら
)
の犬だ。デカが
噛
(
か
)
み殺したと見える。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
「あなたが、きっと
取
(
と
)
りにおいでなさると
思
(
おも
)
って、
大事
(
だいじ
)
に
育
(
そだ
)
てておきました。」と、その
家
(
いえ
)
の
人
(
ひと
)
はいって、
裏庭
(
うらにわ
)
に
案内
(
あんない
)
しました。
ある男と無花果
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
わたしがそのじりじりこげるあまい音楽にむちゅうで聞きほれていたとき、
裏庭
(
うらにわ
)
でこつこつ人の歩く足音がした。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
と、やがて
裏門
(
うらもん
)
に近づく人の
足音
(
あしおと
)
がして、だれか門をくぐると、
裏庭
(
うらにわ
)
を
通
(
とお
)
って法師の方へ近づいて来ました。
壇ノ浦の鬼火
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
ちょうど、
裏庭
(
うらにわ
)
の
桜
(
さくら
)
の
木
(
き
)
にすずめが
止
(
と
)
まって
鳴
(
な
)
いていました。やまがらは、その
声
(
こえ
)
にでも
誘
(
さそ
)
われたのか、ふいに
窓
(
まど
)
から、
家
(
いえ
)
の
外
(
そと
)
へ
飛
(
と
)
び
出
(
だ
)
してしまいました。
山へ帰ったやまがら
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“裏庭”の解説
裏庭(うらにわ) 、またはバックヤード (:en:Backyard)は、住宅がある敷地において奥の庭のことで、西洋世界では郊外開発住宅に共通してみられる。
また、バックガーデン(:en:back garden)は、イギリスの郊外や園芸文化において特別な場所として扱われている裏庭のこと。
(出典:Wikipedia)
裏
常用漢字
小6
部首:⾐
13画
庭
常用漢字
小3
部首:⼴
10画
“裏”で始まる語句
裏
裏店
裏梯子
裏面
裏口
裏手
裏門
裏通
裏表
裏漉