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祕
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ひ
ふりがな文庫
“
祕
(
ひ
)” の例文
新字:
秘
〔譯〕
漸
(
ぜん
)
は必ず事を
成
(
な
)
し、
惠
(
けい
)
は必ず人を
懷
(
な
)
づく。
歴代
(
れきだい
)
姦雄
(
かんゆう
)
の如き、其
祕
(
ひ
)
を
竊
(
ぬす
)
む者有り、一時亦能く志を
遂
(
と
)
ぐ。畏る可きの至りなり。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
起
(
おこ
)
しけるは
怖
(
おそ
)
ろしとも又
類
(
たぐ
)
ひなし寶澤は此事を心中に深く
祕
(
ひ
)
し其時は
然氣
(
さりげ
)
なく感應院へぞ歸りける
偖
(
さて
)
翌
(
よく
)
年は寶澤十二歳なり。
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
モン長
予
(
わし
)
はもとより、
親
(
した
)
しい
誰
(
た
)
れ
彼
(
か
)
れにも
探
(
さぐ
)
らせたれども、
倅
(
せがれ
)
めは、
只
(
たゞ
)
もう
其
(
その
)
胸
(
むね
)
の
内
(
うち
)
に、
何事
(
なにごと
)
をも
祕
(
ひ
)
し
隱
(
かく
)
して、いっかな
餘人
(
よじん
)
には
知
(
し
)
らせぬゆゑ
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
渉
(
わた
)
るべき處なきまで己が
最初
(
はじめ
)
の
故由
(
ゆゑよし
)
を
祕
(
ひ
)
めたまふものに汝の負ふ
稀有
(
けう
)
の感謝を指して請ふ 六七—六九
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
彼自身の
無分別
(
むふんべつ
)
の結果である、
祕
(
ひ
)
めた力を、彼女が彼の行動に及ぼしてゐるとしたら、どうだらう。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
▼ もっと見る
手筐
(
てばこ
)
の底に
祕
(
ひ
)
め置きし瀧口が送りし文、涙ながらに取り出して
心遣
(
こゝろや
)
りにも
繰
(
く
)
り返せば、先には斯くまでとも思はざりしに、今の心に讀みもて行く一字毎に
腸
(
はらわた
)
も
千切
(
ちぎ
)
るゝばかり。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
娘
(
むすめ
)
にも
祕
(
ひ
)
め
同氣
(
どうき
)
求
(
もと
)
むる
番頭
(
ばんとう
)
の
勘藏
(
かんざう
)
にのみ
割
(
わつ
)
て
明
(
あ
)
かせば
横手
(
よこて
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
わが二十幾年の孤獨の境涯底ふかく
祕
(
ひ
)
められた黒い鐵櫃は
展望
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
なほ、
祕
(
ひ
)
めつつむ花のふえ。
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
祕
(
ひ
)
めし思を悼ままし。
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
人
(
ひと
)
には
祕
(
ひ
)
せよ
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
と
祕
(
ひ
)
しかくして
宥
(
なだ
)
めてみつ
賺
(
すか
)
してみつ
意見
(
いけん
)
に
手
(
て
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
それさへ
祕
(
ひ
)
めてえも見せじ
草わかば
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
靜かにさらば
祕
(
ひ
)
めてとか
草わかば
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
かくも忘れし
祕
(
ひ
)
めごとや
草わかば
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
そのをりにわが
祕
(
ひ
)
めし玉
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
そのひとつ
汝
(
なれ
)
には
祕
(
ひ
)
めて
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
祕
部首:⽰
10画
“祕”を含む語句
祕密
神祕
祕藏娘
祕藏兒
祕藏
祕事
南蠻祕法
祕所
祕々
御祕藏
神祕的
祕傳
其祕密
祕訣
祕言
祕術
祕藥
祕藏息子
祕藏子
奧傅祕事
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