“男瀧”のいろいろな読み方と例文
新字:男滝
読み方割合
をたき50.0%
をだき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たゞすぢでもいはして男瀧をたきすがりつかうとするかたち、それでもなかへだてられてすゑまではしづくかよはぬので、まれ、られてつぶさに辛苦しんくめるといふ風情ふぜいはう姿すがたやつかたちほそつて
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
わしたまらず真逆まツさかさまたきなか飛込とびこんで、女瀧めたきしかいたとまでおもつた。がつくと男瀧をたきはうはどう/\と地響ぢひゞきたせて、山彦やまびこんでとゞろいてながれてる、あゝちからもつ何故なぜすくはぬ、まゝよ!
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
男瀧をだきはうはうらはらで、いしくだき、つらぬいきほひ堂々だう/\たる有様ありさまぢや、これが二つくだんいはあたつて左右さいうわかれて二すぢとなつてちるのがみて、女瀧めだきこゝろくだ姿すがた
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)