トップ
>
瓦解
>
ぐわかい
ふりがな文庫
“
瓦解
(
ぐわかい
)” の例文
上野
(
うへの
)
の
戦争後
(
せんそうご
)
徳川様
(
とくがはさま
)
も
瓦解
(
ぐわかい
)
に
相成
(
あひなり
)
ましたので、
士族
(
しぞく
)
さん
方
(
がた
)
が
皆
(
みな
)
夫々
(
それ/″\
)
御商売
(
ごしやうばい
)
をお始めなすつたが、お
慣
(
な
)
れなさらぬから
旨
(
うま
)
くは
参
(
まゐ
)
りませぬ。
士族の商法
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
瓦解
(
ぐわかい
)
の
際
(
さい
)
、
駿府
(
すんぷ
)
へ
引
(
ひ
)
き
上
(
あ
)
げなかつたんだとか、
或
(
あるひ
)
は
引
(
ひ
)
き
上
(
あ
)
げて
又
(
また
)
出
(
で
)
て
來
(
き
)
たんだとか
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
も
耳
(
みゝ
)
にした
樣
(
やう
)
であるが、それは
判然
(
はつきり
)
宗助
(
そうすけ
)
の
頭
(
あたま
)
に
殘
(
のこ
)
つてゐなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
切
(
き
)
られぬ
縁
(
ゑん
)
の
血筋
(
ちすぢ
)
といへば
有
(
あ
)
るほどの
惡戯
(
いたづら
)
を
盡
(
つく
)
して
瓦解
(
ぐわかい
)
の
曉
(
あかつき
)
に
落
(
おち
)
こむは
此淵
(
このふち
)
、
知
(
し
)
らぬと
言
(
い
)
ひても
世間
(
せけん
)
のゆるさねば、
家
(
いへ
)
の
名
(
な
)
をしく
我
(
わ
)
が
顏
(
かほ
)
はづかしきに
惜
(
を
)
しき
倉庫
(
くら
)
をも
開
(
ひら
)
くぞかし
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
わが
家
(
や
)
も
徳川家
(
とくがはけ
)
瓦解
(
ぐわかい
)
の
後
(
のち
)
は多からぬ
扶持
(
ふち
)
さへ失ひければ、朝あさのけむりの立つべくもあらず、父ぎみ、
叔父
(
をぢ
)
ぎみ道に立ちて家財のたぐひすら売りたまひけるとぞ。おほぢの
脇差
(
わきざ
)
しもあとをとどめず。
臘梅
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
切られぬ縁の血筋といへば有るほどの
悪戯
(
いたづら
)
を尽して
瓦解
(
ぐわかい
)
の暁に落こむはこの
淵
(
ふち
)
、知らぬと言ひても世間のゆるさねば、家の名をしく我が顔はづかしきに惜しき
倉庫
(
くら
)
をも開くぞかし
大つごもり
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
子は三界の
首械
(
くびかせ
)
といへど、まこと
放蕩
(
のら
)
を子に持つ親ばかり不幸なるは無し、切られぬ縁の血筋といへば有るほどの惡戲を盡して
瓦解
(
ぐわかい
)
の曉に落こむは此淵、知らぬと言ひても世間のゆるさねば
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“瓦解”の意味
《名詞》
瓦 解(がかい)
組織の一部が壊れることで全体が壊れること。
(出典:Wiktionary)
“瓦解”の解説
瓦解
(出典:Wikipedia)
瓦
常用漢字
中学
部首:⽡
5画
解
常用漢字
小5
部首:⾓
13画
“瓦”で始まる語句
瓦斯
瓦
瓦礫
瓦斯燈
瓦葺
瓦屋根
瓦町
瓦版
瓦斯煖炉
瓦斯灯