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おやしき
ふりがな文庫
“
御邸
(
おやしき
)” の例文
何でも新しい
御邸
(
おやしき
)
をおつくりなさるとかで、そちらへ毎日のようにお
出
(
いで
)
になるついでに、ちょっとお立寄りになっては
かげろうの日記
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
「
生憎
(
あいにく
)
ただ今爺が
御邸
(
おやしき
)
へまいっていてはっきり分りませんが——賄は一々指図していただくことにしませんと……」
明るい海浜
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
何
(
なん
)
だつてお
前
(
まへ
)
極
(
き
)
まつてらアね、
承
(
うけたま
)
はりますれば
御邸
(
おやしき
)
から
何
(
なに
)
か
御拝領物
(
ごはいりやうもの
)
の
儀
(
ぎ
)
に
就
(
つ
)
きまして、
私共
(
わたくしども
)
までお
赤飯
(
せきはん
)
を
有難
(
ありがた
)
う
存
(
ぞん
)
じますてんだよ。亭「おせきさんを
有難
(
ありがた
)
う。 ...
八百屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「おかしいなア、それじゃ本田蓼白や、伊東参龍を殺したのも
御邸
(
おやしき
)
の者じゃないとおっしゃるんですね」
銭形平次捕物控:025 兵糧丸秘聞
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ホツと
吐
(
つき
)
夫より皆々火鉢に寄て雪に
濡
(
ぬれ
)
たる
衣
(
きぬ
)
など
乾
(
ほし
)
ながら郷右衞門云
樣
(
やう
)
斯
(
かく
)
二方樣共首尾能
盜
(
ぬす
)
み出せしゆゑ明日は
必定
(
ひつぢやう
)
御邸
(
おやしき
)
にて尋ね
探
(
さが
)
さん然すれば
豫
(
かね
)
て御邊が此處に住居せらるゝを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
満月と自分の
身体
(
からだ
)
に万一の事がないうちにと仰言るような
仔細
(
ことわり
)
で、こちらからお願い申上げまする通りのお金を積んで、満月ことを
御身請
(
おみうけ
)
なされまして、嵯峨野の奥の
御邸
(
おやしき
)
を御造作なされ変えて
名娼満月
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
夢殿の地は太子の
御邸
(
おやしき
)
だった斑鳩宮の址といわれる。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
小川町辺
(
をがはまちへん
)
の
去
(
さ
)
る
御邸
(
おやしき
)
の
前
(
まへ
)
を
通行
(
つうかう
)
すると、
御門
(
ごもん
)
の
潜戸
(
くゞりど
)
へ
西
(
にし
)
の
内
(
うち
)
の
貼札
(
はりふだ
)
が
下
(
さが
)
つてあつて、
筆太
(
ふでぶと
)
に「
此内
(
このうち
)
に
汁粉
(
しるこ
)
あり」と
認
(
したゝ
)
めてあり、ヒラリ/\と風で
飜
(
あほ
)
つて
居
(
を
)
つたから
士族の商法
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
せまいかと
此胸
(
このむね
)
が
落付
(
おちつか
)
ぬ我年こそ寄れ此病氣でさへ
無
(
なき
)
成
(
なら
)
ば第一番に
御邸
(
おやしき
)
より御二人樣を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
うむ、お
前
(
まへ
)
がてえのか、で
何
(
なん
)
てんだ。妻「
承
(
うけたま
)
はりますれば、
何
(
なに
)
か
御邸
(
おやしき
)
から
御拝領物
(
ごはいりやうもの
)
の
儀
(
ぎ
)
に
就
(
つ
)
いて、
私共
(
わたくしども
)
までお
赤飯
(
せきはん
)
をお
門
(
かど
)
多
(
おほ
)
いのに
有難
(
ありがた
)
う
存
(
ぞん
)
じますつて。亭「少し
殖
(
ふ
)
えたなア。 ...
八百屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
言
(
いひ
)
て慰めける内又々妹お富が參りたる御
邸
(
やしき
)
は何と申ところにやお富にも何卒
逢
(
あは
)
して下されと朝夕となく
頻
(
しき
)
りにお安に
責
(
せめ
)
らるれば長庵は
愈々
(
いよ/\
)
困
(
こう
)
じ
果
(
はて
)
妹お富が行きし所は
堅
(
かた
)
い
御邸
(
おやしき
)
成
(
なれ
)
ば
然
(
さう
)
輕々敷
(
かる/″\しく
)
は
逢難
(
あひがた
)
し其内都合を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
困るねえ、
承
(
うけたま
)
はりますれば
何
(
なに
)
か
御邸
(
おやしき
)
から
御拝領物
(
ごはいりやうもの
)
の
儀
(
ぎ
)
に
就
(
つ
)
きまして
私共
(
わたくしども
)
までお
赤飯
(
せきはん
)
を
有難
(
ありがた
)
う
存
(
ぞん
)
じます
序
(
ついで
)
に
女房
(
にようばう
)
も
宜
(
よろ
)
しくてえんだよ。亭「え。妻「
本当
(
ほんたう
)
に子供ぢやアなし、
性
(
しやう
)
がないね、
確
(
しつか
)
りおしよ。 ...
八百屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
邸
常用漢字
中学
部首:⾢
8画
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御邸内