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御相談
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ごさうだん
何として
今日はと
頸を
延ばす
心は
同じ
表のお
高も
路次口顧みつ
家内を
覗きつ
芳さまはどうでもお
留守らしく
御相談すること
山ほどあるを
御相談あり何れも
慥なる
證據と有上は
大切の儀なり宜しく上聞に達し
御覺悟有せらるゝ事成ば
急ぎ當地へ
御下り申し其上
何樣とも思召に
任せ然るべしと
評議一決しけるが此儀を
「ぢや
猶能く
御相談なすつて」と
云ひ
捨てゝ
歸つて
行つた。
申
氣象に候あひだ
失禮ながら
御相談相手にもなる
侠氣のものに御座候是へ私より
手紙を
如何も申されねどお
前さまのお
優さしさは
身にしみて
忘れませぬ
勿躰なけれどお
主樣といふ
遠慮もなく
新參の
身のほども
忘れて
云ひたいまゝの
我儘ばかり
兩親の
傍なればとて
此上は
御座いませぬ
左りながら
悔しきは
生來の
鈍きゆゑ
到底も
御相談の
相手には
話けるに長兵衞は
左右氣の
毒に思ひ
付或時庄三郎に
對ひ
時節とは云
乍ら
古き御家の
斯迄不如意になり
給ふ事
是非なき
次第なり
夫に
付少々御相談あり
其譯はお娘子お
熊殿へ
持參金のある
聟を