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往復
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おうふく
ふりがな文庫
“
往復
(
おうふく
)” の例文
線路
(
せんろ
)
は
修繕
(
しゅうぜん
)
されて、やがて
列車
(
れっしゃ
)
は、いままでのように
往復
(
おうふく
)
するようになりました。その
後
(
ご
)
になって、ふたたび
同
(
おな
)
じような
事件
(
じけん
)
が
繰
(
く
)
り
返
(
かえ
)
されました。
白い影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
早速
(
さっそく
)
これを
許
(
ゆる
)
し宗伯を熱海に
遣
(
つか
)
わすこととなり、
爾来
(
じらい
)
浅田はしばしば熱海に
往復
(
おうふく
)
して公使を
診察
(
しんさつ
)
せり。
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
新橋
(
しんばし
)
上野
(
うえの
)
浅草
(
あさくさ
)
の間を
往復
(
おうふく
)
していた鉄道馬車がそのまま電車に変ったころである。わたくしは丁度その
頃
(
ころ
)
に東京を去り六年ぶりに帰ってきた。東京市中の街路は
到
(
いた
)
る処旧観を失っていた。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「お前に退治が出来たら、おひる前のうちに
江戸
(
えど
)
まで三度
往復
(
おうふく
)
して見せる。」
鬼退治
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
一
時間
(
じかん
)
に
幾
(
いく
)
十
回
(
かい
)
となく、
貨車
(
かしゃ
)
や、
客車
(
きゃくしゃ
)
が
往復
(
おうふく
)
するために、
熱
(
ねつ
)
を
発
(
はっ
)
し、
烈
(
はげ
)
しく
震動
(
しんどう
)
する
線路
(
せんろ
)
でも、ある
時間
(
じかん
)
は、きわめてしんとして、
冷
(
つめ
)
たく
白光
(
しろびか
)
りのする
鋼鉄
(
こうてつ
)
の
面
(
おもて
)
へ
雲と子守歌
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
かくて事の
漸
(
ようや
)
く進むや
外国奉行
(
がいこくぶぎょう
)
等は
近海巡視
(
きんかいじゅんし
)
など称し幕府の小軍艦に
乗
(
じょう
)
じて
頻々
(
ひんぴん
)
公使の
許
(
もと
)
に
往復
(
おうふく
)
し、他の外国人の
知
(
しら
)
ぬ間に
約束
(
やくそく
)
成立
(
せいりつ
)
して
発表
(
はっぴょう
)
したるは、すなわち
横須賀造船所
(
よこすかぞうせんじょ
)
の設立にして
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
おとなは
自転車
(
じてんしゃ
)
で一日に
往復
(
おうふく
)
しましたが、やっと十一
才
(
さい
)
の林太郎が、それも小さな足でぽつぽつ歩いて、まだ一度も歩いたことのない道をいこうというのですから、それはずいぶんの
冒険
(
ぼうけん
)
でした。
あたまでっかち
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
そして、
駅前
(
えきまえ
)
から、あちらの
山
(
やま
)
のふもとの
村々
(
むらむら
)
へいく、
馬車
(
ばしゃ
)
がとまっていました。いぜんには、バスが
往復
(
おうふく
)
していたが、
戦争
(
せんそう
)
がはじまってから、
馬車
(
ばしゃ
)
にかわったのでした。
しらかばの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
鉛色
(
なまりいろ
)
をした、
冬
(
ふゆ
)
の
朝
(
あさ
)
でした。
往来
(
おうらい
)
には、まだあまり
人通
(
ひとどお
)
りがなかったのです。
広
(
ひろ
)
い
路
(
みち
)
の
中央
(
ちゅうおう
)
を
電車
(
でんしゃ
)
だけが、
潮
(
うしお
)
の
押
(
お
)
しよせるようなうなり
声
(
ごえ
)
をたて、うす
暗
(
ぐら
)
いうちから
往復
(
おうふく
)
していました。
波荒くとも
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
学校
(
がっこう
)
への
往復
(
おうふく
)
に
友
(
とも
)
だちは、こういったものです。
からす
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“往復”の意味
《名詞》
ある場所へ行って元の場所へ帰ること。
手紙のやりとり。
交際。
(出典:Wiktionary)
往
常用漢字
小5
部首:⼻
8画
復
常用漢字
小5
部首:⼻
12画
“往復”で始まる語句
往復振動
往復路
往復葉書
往復震動