“おうふく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
往復90.0%
王福10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新橋しんばし上野うえの浅草あさくさの間を往復おうふくしていた鉄道馬車がそのまま電車に変ったころである。わたくしは丁度そのころに東京を去り六年ぶりに帰ってきた。東京市中の街路はいたる処旧観を失っていた。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「お前に退治が出来たら、おひる前のうちに江戸えどまで三度往復おうふくして見せる。」
鬼退治 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
最初は王福おうふく、次は高秀庭こうしゅうてい、次は丁禹良ていうりょうというのであった。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)