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役儀
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やくぎ
其方儀天一坊身分
聢と相糺さず
萬事華麗の
體たらく有しを
如何相心得居申候や
訴へもせず
役儀をも
勤ながら心付ざる段不屆に付退役申付る
「聞きずてにならぬ
暴言、
用があればこそ
幕内へとおる。それは
奉行の
役権じゃ。
役儀の
権をもって
通るになんのふしぎがあろう。どけどけ」
...
手前等より
役儀申付け
候こと、お
易き
御用に
候、
先づ
何はしかれ
其杢とやらむ
御呼寄せあひなるべし」「
早速の
御承引難有候」と
其日は
館に
歸らせ
給ふ。
お
役儀までに改めて見ると、小判どころか
錆釘や石ころがギッシリとつまっている。
懷中なし
然も
甲斐々々しき
出立にて逃出さんとするところへ
火事騷ぎの中なれ共家主
吉兵衞は大切の
囚人の女房ゆゑ萬一
取逃しもせば
役儀に
關ると
駈着來り
今逃出んとするお政を
大講会の
規として、そうはまいりませぬ。ご
本名をお
認めなきうちは、これを
諸侯の
控え
所へ
伝令することもならず、ご
奉行としても、
役儀がら試合を
命じるわけにもゆきませぬ
其方儀
重き
役儀を
勤ながら
賄賂を
取邪の
捌をなし
不吟味の上傳吉を無體に
拷問に掛無實の罪に
陷し役儀を
失ふ
條不屆に付
繩附の
儘主人遠江守へ下さる
間家法に行ひ候
樣留守居へ申渡す