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弱
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よわき
命たすかりたるのち
春暖にいたれば
腫病となり
良医も
治しがたし。
凍死たるはまづ
塩を
熬て
布に
包しば/\
臍をあたゝめ
稿火の
弱をもつて
次第に
温べし、
助りたるのち
病を
発せず。
敷イザと
勸る
箱枕のみならぬ身の親父が横に成たる
背後へ廻り腰より足を
摩り
行手弱腕も今宵
此仇を
斃さんお光の精神是ぞ親子が一世の別れと
究る心は如何ならん
想像だに
悼しけれ
天寒の
強と
弱とによりて
粒珠の大小を
為す、
是を
霰とし
霙とす。(
雹は夏ありその
弁こゝにりやくす)地の
寒強き時は
地気形をなさずして天に
升る
微温湯気のごとし。天の
曇は是也。
前にいへるがごとく、雪
降んとするを
量り、雪に
損ぜられぬ
為に
屋上に
修造を
加へ、
梁柱廂(家の前の
屋翼を
里言にらうかといふ、すなはち
廊架なり)其外すべて
居室に
係る所
力弱はこれを
補ふ。