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弟子
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ていし
ふりがな文庫
“
弟子
(
ていし
)” の例文
何故
(
なにゆえ
)
というに、晩年の漁村が
弟子
(
ていし
)
のために書を講じたのは、四九の日の午後のみで、その他授業は竹逕が
悉
(
ことごと
)
くこれに当っていたからである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
濂の人品
想
(
おも
)
う可き
也
(
なり
)
。孝孺
洪武
(
こうぶ
)
の九年を以て、濂に
見
(
まみ
)
えて
弟子
(
ていし
)
となる。濂時に年六十八、孝孺を得て
大
(
おおい
)
に之を喜ぶ。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
...
吾
(
わ
)
が
子
(
し
)
に
告
(
つ
)
ぐる
所以
(
ゆゑん
)
は
是
(
かく
)
の
若
(
ごと
)
き
而已
(
のみ
)
』と。
孔子
(
こうし
)
去
(
さ
)
つて
弟子
(
ていし
)
に
謂
(
い
)
つて
曰
(
いは
)
く、『
鳥
(
とり
)
は
吾
(
われ
)
其
(
そ
)
の
能
(
よ
)
く
飛
(
と
)
ぶを
知
(
し
)
り、
魚
(
うを
)
は
吾
(
われ
)
其
(
そ
)
の
能
(
よ
)
く
游
(
およ
)
ぐを
知
(
し
)
り、
獸
(
けもの
)
は
吾
(
われ
)
其
(
そ
)
の
能
(
よ
)
く
走
(
はし
)
るを
知
(
し
)
る。 ...
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
恩を着るは
情
(
なさけ
)
の肌、師に
渥
(
あつ
)
きは
弟子
(
ていし
)
の分、そのほかには鳥と魚との関係だにないと云い切ってしまった。できるならばと
辛防
(
しんぼう
)
して来た
嘘
(
うそ
)
はとうとう
吐
(
つ
)
いてしまった。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
唐の天宝の末に、
安禄山
(
あんろくざん
)
が乱をおこして、
潼関
(
どうかん
)
の守りも敗れた。都の人びとも四方へ散乱した。
梨園
(
りえん
)
の
弟子
(
ていし
)
のうちに
笛師
(
ふえし
)
があって、これも都を落ちて
終南山
(
しゅうなんざん
)
の奥に隠れていた。
中国怪奇小説集:07 白猿伝・其他(唐)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
其二は蘭軒が医の職を重んずるがために、病弱の
弟子
(
ていし
)
を
斥
(
しりぞ
)
けた事である。
某
(
それがし
)
は蘭軒に請ふに、其子に医を教へむことを以てした。そして云つた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
道衍
豈
(
あに
)
孝孺が濂の
愛重
(
あいちょう
)
するところの
弟子
(
ていし
)
たるを以て深く知るところありて
庇護
(
ひご
)
するか、
或
(
あるい
)
は又孝孺の文章学術、一世の
仰慕
(
げいぼ
)
するところたるを以て、
之
(
これ
)
を殺すは燕王の盛徳を
傷
(
やぶ
)
り
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
それは富士川氏蔵の詩集は蘭軒自筆本であるのに、所々に榛軒柏軒の二子及渋江抽斎、森枳園の二
弟子
(
ていし
)
の、蘭軒に代つて浄写した詩が夾雑してゐる事である。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
素
(
もと
)
より孝孺の才を知り、又
道衍
(
どうえん
)
の言を
聴
(
き
)
く。
乃
(
すなわ
)
ち孝孺を
赦
(
ゆる
)
して
之
(
これ
)
を用いんと欲し、待つに不死を以てす。孝孺屈せず。よって之を獄に
繋
(
つな
)
ぎ、孝孺の
弟子
(
ていし
)
廖鏞
(
りょうよう
)
廖銘
(
りょうめい
)
をして、利害を以て説かしむ。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
それが出来なかつたら、師となり
弟子
(
ていし
)
となつたのが
命
(
めい
)
だ、
甘
(
あま
)
んじて死なうと決心した。そこで君だがね。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
文化四年の
生
(
うまれ
)
である。十一歳にして、森
枳園
(
きえん
)
と共に抽斎の
弟子
(
ていし
)
となった。家督の時は表医者であった。令図、富穀の父子は共に貨殖に長じて、弘前藩
定府
(
じょうふ
)
中の
富人
(
ふうじん
)
であった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
享保七年八月八日に、七十四歳で歿した。その曼公に書を学んだのは、十余歳の時であっただろう。天漪の子が
頤斎
(
いさい
)
である。頤斎の
弟子
(
ていし
)
が
峩斎
(
がさい
)
である。峩斎の孫が東堂である。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
時に元文五年で、師が三十二歳、
弟子
(
ていし
)
が十三歳であつた。弥六は後京都にあつて
南宮
(
なんぐう
)
氏と称し、名は
岳
(
がく
)
、字は
喬卿
(
けうけい
)
、号は
大湫
(
たいしう
)
となつた。延享中に淡淵は年四十に
垂
(
なんなん
)
として芋生から名古屋に遷つた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“弟子(
師弟
)”の解説
師弟(してい)とは、師匠(ししょう)と弟子(でし)のことを指す。
(出典:Wikipedia)
弟
常用漢字
小2
部首:⼸
7画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“弟子”で始まる語句
弟子入
弟子達
弟子屈
弟子僧
弟子衆
弟子子
弟子待
弟子共
弟子分
弟子取