トップ
>
小作人
>
こさくにん
ふりがな文庫
“
小作人
(
こさくにん
)” の例文
「
昔
(
むかし
)
は
昔
(
むかし
)
、
今
(
いま
)
は
今
(
いま
)
だ。この
大地主
(
おおじぬし
)
ともあろうものが、
小作人
(
こさくにん
)
といっしょに
働
(
はたら
)
くこともあるまい。」と、いいました。
武ちゃんと昔話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
自作農にも
小作人
(
こさくにん
)
にも、生産の労働は
玄米俵入
(
げんまいたわらい
)
れ、すなわち
臼場
(
うすば
)
の仕事の終りまで続くので、だからまた臼じまい、
庭仕舞
(
にわじまい
)
の祝というものが始まったのである。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
安城平都
(
あんじょうへいと
)
県の
尹氏
(
いんし
)
の宅は郡の東十里の
日黄
(
じつこう
)
村にあって、そこに
小作人
(
こさくにん
)
も住んでいた。
中国怪奇小説集:04 捜神後記(六朝)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
あなたの生徒は貧しい女の子ばかり——
小作人
(
こさくにん
)
の子供たちか——上等の部で土地持の百姓の娘たちなんですよ。
編物
(
あみもの
)
、裁縫、習字、算術なんぞがあなたの教へねばならぬ全部なんですよ。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
幻花子
(
げんくわし
)
が
種々
(
いろ/\
)
の
珍品
(
ちんぴん
)
を
手
(
て
)
に
入
(
い
)
れた
事
(
こと
)
から、
地主
(
ぢぬし
)
との
衝突奇談
(
しようとつきだん
)
、
小作人
(
こさくにん
)
との
大喧嘩
(
おほけんぐわ
)
、
小南保之助氏
(
こみなみやすのすけし
)
と
貝塚
(
かひづか
)
の
奇遇談
(
きぐうだん
)
やら、
足立博士
(
あだちはかせ
)
の
未
(
ま
)
だ
學士時代
(
がくしじだい
)
に
此所
(
こゝ
)
へ
來
(
き
)
て
蜂
(
はち
)
に
螫
(
さ
)
された
話
(
はなし
)
やら、
却々
(
なか/\
)
面白
(
おもしろ
)
い。
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
▼ もっと見る
貧乏
(
びんばふ
)
な
小作人
(
こさくにん
)
の
常
(
つね
)
として
彼等
(
かれら
)
は
何時
(
いつ
)
でも
恐怖心
(
きようふしん
)
に
襲
(
おそ
)
はれて
居
(
ゐ
)
る。
殊
(
こと
)
に
其
(
そ
)
の
地主
(
ぢぬし
)
を
憚
(
はゞか
)
ることは
尋常
(
じんじやう
)
ではない。さうして
自分
(
じぶん
)
の
作
(
つく
)
り
來
(
きた
)
つた
土地
(
とち
)
は
死
(
し
)
んでも
噛
(
かぢ
)
り
附
(
つ
)
いて
居
(
ゐ
)
たい
程
(
ほど
)
それを
惜
(
をし
)
むのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
小作人
(
こさくにん
)
には、やかましく
年貢
(
ねんぐ
)
を
取
(
と
)
り
立
(
た
)
てるし、それでも
足
(
た
)
りないので、
鉱山
(
こうざん
)
や、
相場
(
そうば
)
でもうけようとして、かえって、すっかり
財産
(
ざいさん
)
を
失
(
な
)
くしてしまい、
家
(
いえ
)
も、
土地
(
とち
)
も
武ちゃんと昔話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
庄次は
小作人
(
こさくにん
)
の子でありました。彼の家は
土着
(
どちやく
)
の百姓であります。
白瓜と青瓜
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
すると、この
村
(
むら
)
に、
大金持
(
おおがねも
)
ちで、たくさんの
小作人
(
こさくにん
)
を
使用
(
しよう
)
して、また
銀行
(
ぎんこう
)
に
預金
(
よきん
)
をして、なにをすることもなく、
日
(
ひ
)
を
送
(
おく
)
っている
人間
(
にんげん
)
がありました。
欲
(
ほ
)
しいものは、なんでも
買
(
か
)
いました。
天下一品
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“小作人”の意味
《名詞》
農地を借り、小作を営む農民。
(出典:Wiktionary)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
作
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“小作”で始まる語句
小作
小作米
小作料
小作女