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夫故
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それゆゑ
ふりがな文庫
“
夫故
(
それゆゑ
)” の例文
營
(
いとな
)
み候へ
共
(
ども
)
彼地は至て
邊鄙
(
へんぴ
)
なれば家業も
隙
(
ひま
)
なり
夫故
(
それゆゑ
)
此度同所を
引拂
(
ひきはら
)
ひ少々御
内談
(
ないだん
)
も致度事これありて
伯父上
(
をぢうへ
)
の
御許
(
おんもと
)
へ
態々
(
わざ/\
)
遠路
(
ゑんろ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
なぞと誠におとなしい
夫故
(
それゆゑ
)
押
(
お
)
される
憂
(
うれ
)
ひはございません、けれども
軒
(
のき
)
の
下
(
した
)
にはギツシリ
爪
(
つめ
)
も立たんほど立つて
居
(
を
)
ります。
牛車
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
散々
(
さん/″\
)
のお
民
(
たみ
)
が
異見
(
いけん
)
に
少
(
すこ
)
し
我
(
わ
)
が
非
(
ひ
)
を
知
(
し
)
り
初
(
そめ
)
し
揚句
(
あげく
)
、その
人
(
ひと
)
は
俄
(
にわ
)
かに
別
(
わか
)
れといふ、
幼
(
おさ
)
なき
心
(
こヽろ
)
には
我
(
わ
)
が
失禮
(
ひつれい
)
の
我
(
わが
)
まヽを
憎
(
に
)
くみて
夫故
(
それゆゑ
)
に
遠國
(
ゑんごく
)
へでも
行
(
ゆ
)
かれるやうに
悲
(
かな
)
しく
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
夫故
(
それゆゑ
)
に教科書などでは矢張假名遣の正則として之を用ゐられたいと云ふ、此點は陸軍省も一般に其の意見であります。第二は假名遣は發音的に改めると云ふことを爲し得るものである。
仮名遣意見
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
夫故
(
それゆゑ
)
箱書
(
はこがき
)
も
黙阿弥翁
(
もくあみをう
)
に
認
(
したゝ
)
めて
貰
(
もら
)
ひましたが、
此文中
(
このぶんちう
)
にもある
通
(
とほ
)
り十
有余年
(
いうよねん
)
昔話
(
むかしばなし
)
が
流行
(
はやつ
)
たことと見えまする。
落語の濫觴
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
指置
(
さしおき
)
下女の菊と
不義
(
ふぎ
)
をなし
終
(
つひ
)
に
情死
(
しんぢう
)
とまでの
騷
(
さわ
)
ぎなり
夫故
(
それゆゑ
)
平常
(
つね/″\
)
お熊と
中
(
なか
)
惡
(
わる
)
く
家内
(
かない
)
治
(
をさま
)
らずと云ひければ又七是を聞き是は思ひもよらぬ事を仰せらるゝもの哉
今宵
(
こよひ
)
菊が何故か
刄物
(
はもの
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
以て
願
(
ねが
)
ふべき
筈
(
はず
)
なり
夫
(
それ
)
に
然樣
(
さやう
)
の事もなく
夫故
(
それゆゑ
)
暇
(
いとま
)
は出し申さずと
云放
(
いひはな
)
しければ大岡殿
某
(
それ
)
は何を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
夫
常用漢字
小4
部首:⼤
4画
故
常用漢字
小5
部首:⽁
9画
“夫”で始まる語句
夫
夫婦
夫人
夫々
夫子
夫程
夫等
夫迄
夫鳥
夫君