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出精
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しゆつせい
ふりがな文庫
“
出精
(
しゆつせい
)” の例文
致し居候ても
正直
(
しやうぢき
)
一三
昧
(
まい
)
に
出精
(
しゆつせい
)
致し居候と申上ければ越前守殿久八に申さるゝは其方事昨日も
尋問
(
たづぬ
)
る通り千太郎を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
然
(
しか
)
るに
家業
(
かげふ
)
出精
(
しゆつせい
)
の
故
(
ゆゑ
)
を
以
(
もつ
)
て、これよりさき
特
(
とく
)
に
一個
(
いつこ
)
この
鍛冶屋
(
かぢや
)
を
賞
(
しやう
)
し
給
(
たま
)
ひしより、
昧爽
(
まいさう
)
に
於
(
お
)
ける
市街
(
しがい
)
の
現象
(
げんしやう
)
日
(
ひ
)
を
追
(
お
)
うて
趣
(
おもむき
)
を
變
(
へん
)
じ、
今日
(
けふ
)
此頃
(
このごろ
)
に
到
(
いた
)
りては、
鍛冶屋
(
かぢや
)
の
丁々
(
てう/\
)
は
謂
(
い
)
ふも
更
(
さら
)
なり
鉄槌の音
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
御前へ
召
(
めさ
)
れ汝必ず
輕擧
(
はやま
)
る事
勿
(
なか
)
れ
未
(
いま
)
だ其者
刑罰
(
けいばつ
)
に行はざれば
再應
(
さいおう
)
取調
(
とりしら
)
べ此後
迚
(
とて
)
も
出精
(
しゆつせい
)
相勤
(
あひつと
)
むべしと上意有しかば大岡殿
御仁
(
ごじん
)
惠の御
沙汰
(
さた
)
畏
(
かしこ
)
まり
奉
(
たてま
)
つると
感涙
(
かんるゐ
)
を流され御前を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
兄
(
あに
)
の
元太郎
(
もとたらう
)
は
至極
(
しごく
)
實體
(
じつてい
)
で、
農業
(
のうげふ
)
に
出精
(
しゆつせい
)
し、
兩親
(
りやうしん
)
へ
孝行
(
かうかう
)
を
盡
(
つく
)
し、
貧
(
まづ
)
しい
中
(
なか
)
にもよく
齊眉
(
かしづ
)
き、
人
(
ひと
)
づきあひは
義理堅
(
ぎりがた
)
くて、
村
(
むら
)
の
譽
(
ほめ
)
ものなのであるが、
其
(
そ
)
の
次男
(
じなん
)
の
小助
(
こすけ
)
は
生
(
うま
)
れついたのらくらもの。
一席話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ば吉兵衞と改め
出精
(
しゆつせい
)
して奉公しける程に
利發者
(
りはつもの
)
なれば物の用に立事
古參
(
こさん
)
の者に
増
(
まさ
)
りければ程なく
番頭
(
ばんとう
)
三人の中にて
吉兵衞
(
きちべゑ
)
には一番
上席
(
じやうせき
)
となり毎日々々
細川家
(
ほそかはけ
)
の
御館
(
おやかた
)
へ參り御用を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“出精”の意味
《名詞》
出精(しゅっせい)
懸命に物事をすること。
(出典:Wiktionary)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
精
常用漢字
小5
部首:⽶
14画
“出”で始まる語句
出
出来
出入
出鱈目
出來
出会
出立
出逢
出掛
出雲