トップ
>
亜
>
つ
ふりがな文庫
“
亜
(
つ
)” の例文
旧字:
亞
軈
(
やが
)
て
鉄筆
(
ペン
)
を取上げた。幾度か口の中で云つて見て、頭を捻つたり、眉を寄せたりしてから、「人祖この世に罪を得て、」と云ふ句を
亜
(
つ
)
いで
病院の窓
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
あの人はモー
駄目
(
だめ
)
だ、今度こそごねる、あの人が死ねば
何某
(
なにがし
)
がその職を
亜
(
つ
)
ぐだろう、その時は
此方
(
こっち
)
も位地を進めてもらえる
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
亜
(
つ
)
いで男の声は
為
(
せ
)
ざりしが、
間有
(
しばしあ
)
りて
孰
(
いづれ
)
より語り出でしとも分かず、又
一時
(
ひとしきり
)
密々
(
ひそひそ
)
と話声の
洩
(
も
)
れけれど、調子の低かりければ
此方
(
こなた
)
には聞知られざりき。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
積雪量の最も多い地域は新潟と富山の両県で、石川県の山間部、山形県の山寄りの土地などがこれに
亜
(
つ
)
ぐのである。
雪
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
これに
亜
(
つ
)
いでイタリヤのドメニコ・コムパレッチ教授(Prof. Domenico Comparetti)
法窓夜話:02 法窓夜話
(新字新仮名)
/
穂積陳重
(著)
▼ もっと見る
その年の試験に景は落第して、亜魁すなわち経魁五人に
亜
(
つ
)
ぐの成績を得たのは果して王昌であった。鄭も及第した。景はそれがために軽薄だという名がひろまった。
阿霞
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
斯
(
こ
)
う
言
(
い
)
った
御礼
(
おれい
)
詣
(
まい
)
りに
亜
(
つ
)
いで
多
(
おお
)
いのは
病気
(
びょうき
)
平癒
(
へいゆ
)
の
祈願
(
きがん
)
、
就中
(
なかんずく
)
小供
(
こども
)
の
病気
(
びょうき
)
平癒
(
へいゆ
)
の
祈願
(
きがん
)
でございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
これは昨年大改革の後の事で、父は従来の勤労の関係から、旧家老などに
亜
(
つ
)
ぐ待遇を得て二等士となっていたが、突然知事家より伊勢の藤堂家へ使者に行く事を頼まれた。
鳴雪自叙伝
(新字新仮名)
/
内藤鳴雪
(著)
「それはいと安いこと、
然
(
しか
)
らば鳳雲の雲をお前に上げよう。藤次郎の藤を
東
(
ひがし
)
に通わせて、今後東雲と名乗ったがよかろう」とのことに、東雲はよろこび、なお、言葉を
亜
(
つ
)
ぎ
幕末維新懐古談:06 高村東雲の生い立ち
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
サンチアゴ(英語でセント・ジェームス、仏語でサン・ジャク)大尊者はキリストの大弟子中、ペテロに
亜
(
つ
)
いだ勢力あり。その弟、ジョアンとともにキリストの雷子と呼ばる。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
かくて単に信仰に関することがらにおいて聖なる公会議に
亜
(
つ
)
いで諸賢の団体ほど信頼せられているおよそいかなる団体も存しないのみでなく、また人文的な哲学におきましても
省察:神の存在、及び人間の霊魂と肉体との区別を論証する、第一哲学についての
(新字新仮名)
/
ルネ・デカルト
(著)
天子の都に
亜
(
つ
)
ぎ、之に
賜
(
たま
)
うに甲兵衛士の
盛
(
さかん
)
なるを以てしたまえり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
田原町とは勝四郎に
亜
(
つ
)
ぐ二番弟子勝治郎の家をいったのである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
これに
亜
(
つ
)
ぐものは
国芳
(
くによし
)
が
御厩川岸
(
おんまやがし
)
雨中の景なるべし。
夕立
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
その人は高等中学の制服を着たる二十四五の学生なり。
金剛石
(
ダイアモンド
)
に
亜
(
つ
)
いでは彼の挙動の
目指
(
めざさ
)
れしは、座中に宮と懇意に見えたるは彼一人なりければなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
○牛乳は朝と昼と夕と三度に搾りたるものを検査するに昼搾りたるものが脂肪蛋白質の含有量最も多く、夕刻搾りたる者はこれに
亜
(
つ
)
ぎ、朝のものが最も少し。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
亜
(
つ
)
いで会員となることをも勧められましたが、とてもまだ会員になる資格はないと辞退をしましたけれども、会頭の佐野氏からもいろいろ御言葉があり、或る時は、同氏のお宅へ招待され
幕末維新懐古談:45 竜池会の起ったはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
『主筆も定つてる。』と友は言葉を
亜
(
つ
)
いだ。
札幌
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
妻君「オヤお砂糖が防腐剤になりますか」お登和嬢「お砂糖は塩に
亜
(
つ
)
いでの防腐剤です。 ...
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
これに
亜
(
つ
)
いで、彼は
抑
(
そもそ
)
も何の
故
(
ゆゑ
)
有りて、
肥瘠
(
ひせき
)
も関せざるかの客に対して、かくばかり軽々しく思を費し、又
念
(
おもひ
)
を
懸
(
かく
)
るの固執なるや、その
謂無
(
いはれな
)
き
己
(
おのれ
)
をば、敢て自ら解かんと試みつ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
と、富江は気に乗つて語り
亜
(
つ
)
ぐ。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
滋養の功
蚕豆
(
そらまめ
)
に
亜
(
つ
)
ぐ。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
亜
常用漢字
中学
部首:⼆
7画
“亜”を含む語句
露西亜
魯西亜
亜鉛
亜剌比亜
西比利亜
亜鉛葺
亜鉛板
亜米利加
亜麻色
亜細亜
亜弗利加
伊太利亜
西伯利亜
亜麻
露西亜人
阿剌比亜
亜刺比亜
亜米利加人
亜相
亜典
...